ニュース ニュース

石丸伸二「褒めて伸ばすというのが日本は根本的に足りない」

過去の記事

2024/9/17 19:31

絆ホールディングスが、新しい未来のテレビ「ABEMA」にて放送中の番組「FOR JAPANー日本を経営せよー」の10月期ゲストに広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二を迎える。9月13日(金)、メディア向けの公開収録を行った。

パネリスト全員が「結果を出している経営者のみ」という実験的トーク番組「FOR JAPANー日本を経営せよー」。10月期は『ニッポンのメディアの大問題』をテーマとし、MCの古舘伊知郎、アシスタントの平井理央、さらにはゲストの石丸伸二と谷本有香が、実力派経営者たちと熱い議論を繰り広げる。古舘は、メディアとスポンサーとの関係性について「スポンサーの思惑やイメージを大事にして、代理店が忖度しながらやっているケースを、報道に限らず以前から見ています。局アナをやめてから40年間、それをずっと経験しているわけですよ」と明かした。
また、収録終了後には、ゲストである石丸にインタビューを行った。石丸の巧みな“ネットメディア戦略”についてうかがうと「まず、ネットメディア戦略ってなんですか?あたかも、僕がそれを自称して駆使しているかのような印象をしれっと差し込んできましたよね(笑)?自分で言ったことは一回もないですからね。ただ、使えるものは使った。それだけのことで、そんな魔法の杖はないんですよ」と、メディアの印象操作について苦言を呈した。

2024年4月より「ABEMA」で放送している「FOR JAPANー日本を経営せよー」。30年以上にわたり経済が成長していない日本の課題に一石を投じるプロジェクトとして、毎週金曜日に放送している。

■石丸「FOR JAPAN」10月期のゲストに!メディアには「腐敗ではなく、発酵してほしい」
古舘「スポンサーを大事にして、代理店が忖度しながらやっているケースは少なくない」

10月期は『ニッポンのメディアの大問題』をテーマにお送りする「FOR JAPANー日本を経営せよー」。2024年7月に投開票が行われた東京都知事選に出馬し、ネットメディアを駆使して2位に食い込んだ石丸伸二をゲストとして招き、実力派経営者たちと議論を繰り広げる。
10月25日(金)放送予定回のタイトルは「メディアとの向き合い方」。“メディアの腐敗”が報じられることはあるものの、その裏側にいるスポンサーに焦点が当てられる機会が少ないという課題を起点とし「スポンサーこそが腐敗!」をテーマに、14名の経営者と、MCの古舘伊知郎、アシスタントの平井理央、そしてゲストの石丸伸二と谷本有香らが議論を交わした。
最初の議題を提起したのは、株式会社KOTONA代表取締役の山崎晶久さん。「CMまたぎをしている段階で、報道ではなくバラエティだ」と題し、民放局の報道番組がバラエティ化しているという問題を指摘。重要な情報をCMまたぎで視聴率稼ぎをしていることを例に挙げ、スポンサーに縛られない番組づくりを求めた。また、今回のテーマである“スポンサーの腐敗”について、石丸は「発酵と腐敗は同じ化学反応なんですよね。何が違うかといえば、人間にとって有害か有益かなのです。その意味で(スポンサーは)腐敗ではなく、発酵してほしいと思います。スポンサーのほうから、メディアに対して有益な作用をもたらしてくれたら、視聴者にも消費者にとってもよいことですよね。一番ど真ん中で、みんなが好むことを薄く報じる番組ではなく、すごくニッチなところなんだけど、大事な視点、価値観をフィーチャーする番組がもっと増えると多面的な報道にも繋がるのかなと思います」と意見を述べた。

続いての議題は「裏金議員? 渡した企業? 問題はどちら?」。これを提起したのは、ロングウッドスポーツ株式会社の代表取締役である川本泰嗣さん。献金などの裏金問題で表に出されるのは議員のみであることに疑問を呈し、企業献金をしている側にも問題があるとした上で「裏金を渡していた企業は、自分たちが腐敗政治のきっかけとなっている自覚を持っているのでしょうか」と切り込んだ。企業側も変わるべきだという指摘について、石丸は「選挙特番もそうですし、その後の地上波の番組もそうですけど、私からしたら『スポンサーどこだ?』と調べ上げて晒したいくらい。『誰がこんなものに金を出してるんだ』って、ずっと思っています。やっぱり責任はスポンサー、金を出すところにもありますね」と、ご自身の都知事選報道を振り返りながらコメント。さらに、古舘は「スポンサーの思惑やイメージを大事にして、代理店が忖度しながらやっているケースを、報道に限らず以前から見ています。局アナをやめてから40年間、それをずっと経験しているわけですよ」と、スポンサー、代理店、メディアの関係性について明かした。

■石丸、岸田首相の報道について「メディアのネガキャンがすごい。なぜもっと功績に光を当てないのか」

最後の議題は、株式会社ELITEの代表取締役 河原一聖さんが挙げた「ニッポン経済の失速はメディアの責任では?」。日本のメディアが海外の経済情報を封鎖し、経済発展に繋がる話題よりも視聴がとれる芸能の話題を優先することに危機感を示した。また、メディアはリーダーとされる人の足を引っ張りがちという問題点にも触れ、これについて石丸は「岸田首相、最近集中砲火が止まりましたよね。でも、それまでの岸田さんに対するメディアのネガキャンがすごいなと思っていました。岸田首相の功罪はどちらもあると思いますが、なぜ現役でバリバリやられているときに功績に光を当てないのだと。褒めて伸ばすというのが、日本は根本的に足りないんじゃないかと思います」と語り、古舘も「やっぱりね、『これは違うだろう』というところに(メディアが)行きすぎ。そこも多面的というか、両論併記じゃなきゃダメだったんですよ。“ホテル総理”からチェックアウトすると、いいところもあったと思われる」と、扱い方の不均衡に疑問を呈した。

一方、Forbes JAPAN Web編集長の谷本は「もともとメディアは“叩く”役割を求められていて、正にその仕事を遂行しているのだと思います。ただ、功罪の“功”の部分をもう少しやるのであれば、メディアの新しい形として、双方向的な何らかの装置を作っていかなくてはいけなくて。今それはネットでやっている部分もあるし、その装置をどんどん増やしていくみたいなところで、ようやく世の中の功罪の両方とも見ることができると思うんですよね」と、これからのメディアのあり方についてコメント。加えて、メディア側の立場である平井は「私が局アナとして入社したとき、同期で政治記者を志す人はちょっと批判的だったり『権力と戦うぞ』という、肩に力が入っている人が多かった印象があるのですが、そういう人たちが会見に行ったら、そういう目線で質問をしてしまう。それがもしかしたら、よいリーダーに育って行く芽を摘んでしまう可能性はあるかなと思うところはあります」と、自身の経験を交えながら語った。

■公開収録終了後はゲスト・石丸伸二にインタビューを実施
石丸“ネットメディア戦略”に苦言「ただ使えるものを使ったというだけ。そんな魔法の杖はない」

収録終了後、ゲストの石丸伸二にインタビューを実施。番組出演にあたり準備したことや、司会者としての古舘伊知郎の印象などについて聞いた。

――古舘さんと石丸さんは、古舘さんのYouTubeチャンネルで対談もされていました。
番組へゲスト出演の話を聞いたとき、どのように思ったか教えてください。
石丸:オファーはわりと近い日程でいただいたのですが、万難を排して受けました。実は福岡の市長である高島宗一郎さんと食事に行く約束をしていたのですが、でもまずは古舘さんと議論を交わさないといけないと思い、仕切り直すことになりました。もちろん高島さんにもご了承をいただきました。

――古舘さんの番組に出演するにあたり、緊張はありましたか?
また、今回準備してきたことなどがあれば教えてください。
石丸:緊張はいつもします。特に古舘伊知郎というプロフェッショナルと対峙する場面において、緊張しないわけがない。準備はあるといえばありますし、ないといえばないです。付け焼刃はあの方を前にして何の役にも立たない。むしろ邪魔になるだろうと。だから準備はできない。でも、石丸伸二という人間が生まれてこの方42年積み上げてきたもの。これが強いて言うなら準備なのかなと。私が持てるものすべてを持って、古舘伊知郎に向き合うというのが大きい意味で準備なのかなと思います。そんな古舘さんとの対談は、楽しかったです。それは、自分がかつてテレビを通して見ていた古舘伊知郎さんが作り出しているエンタメを、自分も楽しむことができたなと思います。

――古舘さんと、番組でのご共演は初だとうかがいました。アシスタントを務める平井理央さんとのご共演も初めてだと思いますが司会としての古舘さん、平井さんを間近でご覧になって抱かれた印象や、これまでの印象と変わった点があれば教えてください。
石丸:まず古舘さんは、印象通りの方だったかなと思います。それはすなわち、司会者にもかかわらず、喋りすぎ(笑)。もう少し、司会に徹するのが普通じゃないですか。古舘さんは基本自分が喋って、ちょっといいこと言わないと、絶対次に回さないんですよ(笑)。いつも通りの古舘さんだったと思います。もうひと方の平井さんですが、正直、平井さんがテレビでご活躍されていた時代に日本にいなかったりして、今日がほぼ第一印象に近かったかもしれません。でも、要所で実に巧みなコメントをされていたのが印象的でした。

――今回は広く「メディア」をテーマとした収録でした。
視聴者に、特にどんなことを考えてほしいか改めて教えてください。
石丸:言われている通り、メディアの功罪をしっかり検証した上で、活かしていってほしいなと思います。番組の中では言いましたが“大企業病”に侵されている。前例踏襲でやることが正義、よく言えば効率的。でもそれは手を抜いているんじゃないか。もしかすると、外部環境が変わったので、体力が落ちているという現象かもしれませんが、それでも踏ん張ってもらいたいなという思いです。視聴者のほうから、メディアへフィードバックをしてあげてほしい。それはスポンサーを経由するのかもしれませんが。(テレビが)つまんねえなと思って、テレビをつけない、買わないのではなく、これってまだまだ面白くなるんじゃないかという、マスメディアの存在意義を忘れちゃいけない気がします。それはネットメディアに託せない領域なので。

――石丸さんは巧なネットメディア戦略で注目を集めました。今後のメディア戦略についてお聞かせください。
石丸:まず、ネットメディア戦略ってなんですか?あたかも、僕がそれを自称して駆使しているかのような印象をしれっと差し込んできましたよね?(笑)自分で言ったこと一回もないですからね。YouTubeも、僕が再生回数を回させているわけじゃないですから。別に「お願いします」って言ってチャンネル登録者数も再生回数も増えるものじゃない。「石丸現象」とか「石丸のネット戦略が」とか言ってるメディアがいるわけでしょ?その人たちに聞いて下さい。「ネットメディア戦略」の定義を教えてくれと。ただ、使えるものは使った。それだけのことで、そんな魔法の杖はないんですよ。これもまたメディアの悪い癖で、わかりやすいパターンに当てはめて解説する。これはひとつのテクニックではあるのですが、それはラクしていますよ。……という苦言を返して終わります(笑)。

――今後、古舘さんと議論したいテーマは?
石丸:さっき新党結成の話が出ました。「古舘新党」。ソリが合わない、キャラが立ちすぎているやつだけ集まる。烏合の衆ですね。僕もガヤる感じで参加する。と、まあ、そんな話が出てくるかもしれませんね(笑)。それはそうと、ちょっと真面目にお話しすると、古舘さんに議論というか、いろいろお尋ねしてみたいのは、古舘さんは「自分は喋り屋なんだ」と仰っていましたが、それは謙遜で、まごうことなきプロフェッショナルですよね。ほかに並ぶ人はいないと思う。そのときに、古舘伊知郎の話術というか、話術というよりももっと深くて広いものだと思うのですが、あの個性がどのように作られ、そして、それをこれから先どう活かしていくのか。後継者というか、アナウンスなのか実況なのか、それは多岐にわたると思うのですが、その“古舘イズム”みたいなものを、どう日本に残してくださるのかというのは興味があります。

「FOR JAPANー日本を経営せよー」番組URL:
https://abema.tv/channels/abema-special/slots/9dJr1Yc8E3J4eB

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください

関連記事