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優勝に輝いたのは日本が世界に誇るカルチャー!? 「APOLLO アマチュアナイトジャパン24-25」
2025/2/21 09:17
2月20日(木)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで「APOLLO アマチュアナイトジャパン24-25」のグランドファイナルを開催。1万ドルの賞金と本場アメリカ・ニューヨークの「アポロシアター」で行われる「AMATEUR NIGHT」へのゲスト出演権などを賭け、参加者たちが熱い戦いを繰り広げた。
「アマチュアナイト」とは、ニューヨーク・アポロシアターで行われている90年以上の歴史を誇る大規模なオーディションライブ。1934年以来、スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソンなどの世界的スターを輩出。新進気鋭のアーティストたちがその才能を披露、スターダムへ駆け上がるきっかけとなる世界的に有名なプラットフォームである。
今回の募集ジャンルは、音楽パフォーマンス。応募総数839組の中から動画審査、東京と大阪での対面オーディション、予選を勝ち抜いた12組が決勝に進出。観客の歓声とブーイングで勝敗を決める本家のフォーマットに基づいたスタイルで優勝を目指す。優勝者には賞金とニューヨークでのゲスト出演権が与えられるほか、審査員特別賞としてもう1組にもゲスト出演権を、さらに出場者の中から1組に、吉本興業&ユニバーサルミュージックの共同レーベル「YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.」からメジャーデビューする権利が与えられる。
セットアップマン、レイザーラモンが登場!
ステージには「前説」にあたる「セットアップマン」としてレイザーラモンHG、RGの2人が登場。会場を盛り上げるDJ寿定(トシサダ)、このステージのミュージックディレクターのミスターカマタを紹介すると、アマチュアナイトの概要、そして観客の歓声や拍手の大きさを数値化し、出場者の点数として表示する「ノイズメーター」についても説明。練習として、実際に歓声や拍手で点数を表示させる。
会場も巻き込んで、スタートから大盛りあがり!
ここでHGがお試しパフォーマンス。バンドメンバーを呼び込み、「GOLDFINGER ’99」でダンスを披露、69ポイントをゲットした。バンドのメンバー紹介のあと、RGが客席からお題を募り、「大阪」あるある(=人多い)を披露して盛り上げると、ここから観客が参加しての即興ダンス対決へ。3組がステージへ上がると、2組はダンス、そしてもう1組はHGとともに会場を巡るパフォーマンスで会場を沸かせる。ノイズメーターはそれぞれ69ポイント、80ポイント、51ポイントを表示。最高得点をゲットした人にはオリジナルグッズがプレゼントされた。
続いてはスペシャルオープナーの登場した。大阪予選ラウンドで惜しくも敗退してしまったものの、番組MCを務める小籔千豊の推薦で出演が決定した「Zα SAVAGE」がステージへ。オープニングにふさわしい華やかなパフォーマンスで盛り上げる。演奏が終わったメンバーは「全力で演奏できてよかったです」と笑顔。全員がティーンエイジャーと聞いた会場からは、改めて大きな拍手が送られていた。

本場からアマチュアナイトのプロデューサーも来場!
ここからいよいよグランドファイナルがスタート。MCの小籔千豊、山本彩、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)がステージに登場した。予選を見てきた小籔、ニューヨークとも、惜しくも落選した人たちもとにかくレベルが高いと絶賛すると、改めてアマチュアナイトについて説明。今日チャンピオンが決定することを伝え、審査員特別賞を選出する本場アマチュアナイトのプロデューサー、マリオン・J・カーフィー氏を紹介する。マリオン氏は「Hello OSAKA!」と呼びかけると、どんな人に勝ってほしいかという質問に、外が寒いのでホットなパフォーマーをニューヨークに持ち帰りたいと話した。
屋敷からは観客の歓声が審査の方法になることに続き、パフォーマンス中にブーイングをしてもOKであること、声を出しにくい場合には手元のBOO!!うちわでのアピールでも構わないこと、そしてブーイングが多い場合には出場者が強制退場となることが伝えられる。そして、強制退場させる「エクスキューショナー」=「執行人」のエグスプロージョン(おばらよしお、まちゃあき)も紹介。2人はキレキレのダンスパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。
切り株に願いを込めてパフォーマンスがスタート!

続いてはステージ上に置かれた切り株について。これはニューヨークのアポロシアターにもある「Tree of Hope(希望の木)」で、すべての出演者がパフォーマンス前にこの木を触り、幸運を祈るという伝統があることを説明。そしてこちらも本家にならい、出身地、パフォーマンスジャンル、名前のコールの合間に拍手をすること、名前のあとに「カモン」のコールがあるとパフォーマーは「Tree of Hope」に触ってパフォーマンスをスタートさせ、終わりに「サンキューアポロ」と告げるという一連の流れについても伝えられた。
続いてブーイングでどうやって退場になるか、嶋佐でシミュレーションを行ったあと、いよいよ1組目のパフォーマー、Atrass(アトラス)の登場だ。審査員特別枠での進出となった5人組のダンスグループはメリハリの効いた滑らかな動きで「フォニイ(feat,可不)/ツミキ」とジャストフィットするアニメーションダンスを見せてくれた。自分たちのダンスを出し切ろうと全力を尽くしたと話すと、なぜか小籔が「パートナーがいる人、手を挙げて」と無茶振り。会場を盛り上げた。
続いては12歳の中学生シンガー、鈴木莉愛(スズキリア)。名前がコールされると歓声が上がるなど、歌唱前から会場はヒートアップ。「Holding Out For A Hero/Bonnie Tyler」で、その堂々たる歌声を響かせた。歌い終わると、あどけない12歳らしい表情で受け答え。「前回より集中して歌えた」と話した。
シンガーのVALERIE AURELIA(ファレリ アウレリア)は、審査員特別枠で決勝へ進出。「あなたのキスを数えましょう〜You Were Mine〜/小柳ゆき」で、その圧倒的歌声を聞かせる。小籔が「めっちゃよかったです」と絶賛すると、本人も「99点くらい出せたかな?」と笑顔を見せた。
10代前半のパフォーマーも続々登場!
12歳のダンサー、戸辺 葵(トベ アオイ)は純白のドレスで登場。琴、尺八などの奏でる「葵蝶/Dee Lee Projekt」に合わせて、ダンスを見せると、途中赤のドレスにチェンジしたシーンでは会場から拍手も。ステージ中を軽やかに、ときに激しく舞い続けた。踊り終えたあとは「今出せることを全部出しきれたので120点満点です」とコメント。その言葉に会場からは改めて大きな拍手が起った。
Ako(アコ)は沖縄県出身の13歳のシンガー。バンドをバックにアコースティックギターを抱え、「残響散歌/Aimer」を歌い上げた。小籔から「デビューする気マンマンでしょ?」と聞かれると、素直に「はい!」。その様子に会場から拍手も。初めての生バンドとの演奏は、気持ちよかったし、楽しかったと話した。
審査員特別枠で出場のシンガー、Natalia D(ナタリア ディ)は、歌前から会場を盛り上げ。「Don’t stop music/MISIA」を迫力たっぷりに聞かせた。歌のあとは「めちゃくちゃ緊張しましたけど、すごく楽しかった」とコメント。MCたちとのトークでも終始笑顔を見せていた。
the ANGELSTAR$(ディ エンジェルスターズ)は3人組シンガー。「I Will Always Love You/Whitney Houston」をアカペラでスタートさせ、まずその歌唱力をしっかり見せつけると、そのあとは迫力と美しさを兼ね備えたハーモニーで圧倒した。「歌を楽しんでる3人」と小籔が評すると、「楽しかったです!」と笑顔。ニューヨークでのリベンジを誓っていた。
続いて、和歌山県出身のシンガー、谷口大地(タニグチダイチ)が登場。黒いスーツに身を包み、ステージセンターに立つと、静かに「Whereever you are/ONE OK ROCK」を歌い始める。そして曲が進むに連れ、徐々にパワーを上げていくが、突如サイレンの音が! まさかの「エクスキューショナー」による強制退場となった。
バラエティに富んだパフォーマンスに拍手喝采

ゼロから打ち師始めます。(ゼロカラウチシハジメマス)は、男女混合5人組のヲタ芸パフォーマー。「怪物/YOASOBI」をバックに、美しいサイリウムの光とぴったりとシンクロしたヲタ芸で盛り上げた。世界大会での優勝経験もあるというそのパフォーマンスはさすがのひと言。山本も「ロマンチックでした」と絶賛した。
Erina(エリナ)は東京都出身のシンガー。真っ赤な衣装に身を包み、「THINK/Aretha Franklin」で華やかでパワフルな歌声を披露。ステージをたっぷりと使って、歌を終えると「気持ちよかったですね」と充実の表情を見せていた。
N’ismは中学生から大学生がメンバーのダンスチーム。「冒涜/タテタカコ」をバックに、しなやかさと力強さを併せ持つ独特のパフォーマンスで、その世界観をしっかりと見せつけた。踊りのあとは一転、にこやかな表情を見せると、全員が充実感にあふれたコメントで会場を沸かせた。
ラストは愛知県出身のシンガー、Aina。審査員特別枠での出場だ。「Never Enough/Loren Allred」でその伸びがあり、艷やかな歌声を聞かせた。小籔とのトークでは「120%出せました」と話しつつ、ラストということでかなり緊張したことも明かしていた。
ノイズメーターが導き出したチャンピオンは!?
すべてのパフォーマンスが終わったあと、改めて全員がステージに。1組ずつ名前が読み上げられ、一番大きな歓声と拍手をゲットした1組が優勝に輝く。1組目から順に71ポイント、86ポイント、70ポイント、88ポイント、65ポイント、71ポイント、90ポイント、90ポイント、77ポイント、89ポイント、86ポイントという点数に。この結果、the ANGELSTAR$、ゼロから打ち師始めます。が90ポイントの同点に。改めて2組でのジャッジが行われた結果、93ポイントvs94ポイントで、ゼロから打ち師始めます。が見事に優勝を飾った。
小籔から優勝パネルを手渡されたメンバーたちは喜び爆発。「本当にありがとうございます!」と会場へ感謝を伝えると、大きな拍手が起こる。小籔からは賞金の1万ドルをどうするか尋ねられると「会社の経費で」と笑わせた。惜しくも1ポイント差で敗れたthe ANGELSTAR$は、ずっと小籔に名前を間違えられていたことを明かすと、会場からは大きなブーイングと笑いが起こった。
審査員特別賞は12歳の少女に!

続いてマリオン氏もステージへ。すばらしい大会だった、ニューヨークに来てくれることを楽しみにしていると伝えると、審査員特別賞の発表へ。ニューヨークの切符を手にしたのは、12歳の戸辺 葵。涙声で「本当に行けると思わなかったからうれしいです」と話す姿に、会場からは再び大きな拍手が起こった。マリオン氏は、選考は難しかったと振り返りつつ、彼女の踊りを見たときに心を動かされたと話した。最後は記念撮影を行い、アマチュアナイトは幕を下ろした。

ステージのあと、戸辺 葵は改めて審査員特別賞に呼ばれると思っていなかったと明かし、呼んでもらった瞬間に「気持ちが下から上にブワッと来た感じ」と話すと、涙が堪えられないくらいうれしかったですと笑顔。小さいころから海外に行きたい、アポロに立ちたいということが夢だったので、それがとうとう叶えられるんだと思うとワクワクしています、と語った。
ヲタ芸を歴史に残したい、その第一歩!
囲み取材には小籔、山本、マリオン氏、そして優勝したゼロから打ち師始めます。のメンバーが応じた。まずは優勝したゼロから打ち師始めます。が1人ずつコメント。Cliffordは、優勝できたことがうれしいと話し、日本が生んだサブカルのひとつがヲタ芸、しかし偏見などもあったと明かすと、それを好きという気持ちでくぐり抜けて、ニューヨークに行けることが本当にうれしいとアピール。紅一点のいかちゅんは、女性プレイヤーであることがスパイスになったかなと思うと話すと、カッコをつけるのではく、ヲタ芸のイメージをそのままぶつけて優勝できたのがうれしかったと笑顔を見せる。ニューヨークでもヲタ芸の文化がさらに広まるように、アポロのあとも活動していきたいと気合も十分。
さぷりめんとは、このメンバーで優勝できたことがうれしい、全員が努力して積み重ねたものが成果になった、アメリカでも実力をフルで発揮できるように、全員でまた四苦八苦、悩みながら頑張っていこうと思うと話します。優勝が決まってステージ上で号泣していた、しじまは、他のメンバーより勝ちたいという気持ちがあったと吐露。そして自分たちのことを知らない人が盛り上がって、楽しんで笑顔になってくれたのがうれしいと話すと、ヲタ芸を歴史に残したい、その歴史の第一歩かなと思っていると胸を張る。最年長のシトは、世代的にいつやめるのかというところで、このグループに救われたところもあると振り返り、このメンバーで結果を出せた、輝かしい日になったと話した。
ヲタ芸については、Cliffordがヲタ芸はダンスではあるものの、違うのは両足を大きく広げて地に足をつける、手に光(サイリウム)を2つ持って軌道を描くのが魅力と説明。光はパフォーマンスには必須で、光の色も多種多様にあり、アイデンティティだと話した。そして賞金については、サイリウムを購入するほか、海外へ行くときの費用などに充てると真面目な一面をのぞかせた。
ニューヨークを沸かせてほしい!

小籔は、予選から優勝してもおかしくないと思っていたと明かし、ヲタ芸は日本のカルチャーだと思うので、そのへんも背負って勝負してもらいたい、文化の日本代表として頑張ってもらえたらとエール。そして、ほかのファイナリストたちも素晴らしかった、次にまたチャレンジしてもらえたらと呼びかけた。審査員特別賞に輝いた戸辺 葵については、日本代表を担ってほしいテイストも入っているし、まだ小さい子どもが激しいパフォーマンスをすることにニューヨークの人もビックリすると思う、ニューヨークを沸かせてくれると思うし、がんばってほしいと話した。
山本は、参加者の姿勢や取り組み、真剣さを見て、この気持ちを忘れちゃいけないと思い出させてくれたと感謝。今回届かなかった人たちもめげずに戦ってもらいたいと話した。マリオン氏は、これで終わりではなく、次年度もできるようにつなげていきたい、と今後の開催についても示唆。そして、ニューヨークでヲタ芸を初めて紹介するのがアポロシアターになるということで喜び、興奮を覚えていると話すと、そしてヲタ芸については、初めての紹介なのでどんな反応か予想がつかない、ウケることを祈っているとエールを送った。
審査員特別賞を受賞した戸辺葵のコメントも!
戸辺は、審査員特別賞に呼ばれると思ってなかったです。呼んでもらった瞬間に、気持ちが下から上にブワッと来た感じで、涙が堪えられないくらいうれしかったですと振り返り、小さいころから海外に行きたい、アポロに立ちたいっていうのが夢だったので、その夢がとうとう叶えられるんだって思うと、ワクワクしてます。そのためにスキルをもっと上げたいと思っていますと語った。
(C)アポロアマチュアナイトジャパン事務局

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