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“介護×よしもと芸人×没入体験型謎解き”の新感覚イベントをBKBとネルソンズが体験!
2025/3/8 17:13
3月9日(日)、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場にて、変わった謎解きイベントが開催される。その名も「ただいまタイムループin よしもと幕張イオンモール劇場」。同劇場を舞台に、芸人たちが扮する家族と実際にコミュニケーションをとりながら、介護において多くの人が直面する問題を疑似体験できるイベントである。
高齢化社会が進む日本にとって、今後ますます深刻になる“介護”問題に、“よしもと芸人”と“謎解き”・“イマーシブ体験”を組み合わせることで、“笑い”を交えながら、自分ごととしてリアルに介護に向き合える新しい試みである。
先日、同劇場でメディア向けのお披露目が行われ、バイク川崎バイクとネルソンズ(和田まんじゅう、青山フォール勝ち、岸健之助)が実際にイベントを体験した。ストーリーが進むにつれ、4人はどんどんと“没入”し、楽しみながら介護問題への理解を深めていった。
今回のイベントは、経済産業省が「介護を 『 個⼈の課題 』から『 みんなの話題 』へ」をテーマに発足した「OPEN CARE PROJECT」が昨年11月に開催した「ただいまタイムループ」のリバイバル公演である。前回は渋谷の一軒家で開催されたが、今回はよしもと幕張イオンモール劇場に舞台を移している。
芸歴20周年を迎えたシマッシュレコード(嶋田修平、島居俊介)。その記念イベントに、鳥居の妻(ボルサリーノ・関好江)、娘(光永)、そして参加者は島居の親族として招待される。そこに突然現れたのが、未来人を名乗る謎の人物(ヒロユキMc-Ⅱ)である。彼は島居の家族に将来訪れる“ある出来事”に備えるため、参加者に大切なミッションを委ねる。参加者たちは、客席や舞台、ロビーやバックヤードまで劇場全体を巡り、鳥居の相方である嶋田や、先輩芸人・レギュラー(松本康太、西川晃啓)からもヒントを得ながら、家族の未来を変えるためミッションに挑む。
ロビーに集まったBKB(バイク川崎バイク)とネルソンズは、くじ引きで役柄を決定。まずはシマッシュレコードが20周年記念ライブを行う劇場の客席へ入り、シマッシュレコードの2人とボルサリーノ・関演じる母、光永演じる姉と対面した。4人は「20周年おめでとう」と声をかけると、自分の役柄に沿いながら家族の会話を楽しんだ。
その後、4人だけになったところでヒロユキ扮する未来人が登場。「大きな声を出さないで!落ち着いて!」と一人テンパるヒロユキに、和田まんじゅうも釣られてテンパり、「大きな声出してない!」と大声で叫び、笑いを誘った。

BKBが「未来人という証拠はあるのか」と詰め寄ると、ヒロユキは「あまり未来の情報は言えない」と前置きしつつ、意を決して「キングオブコント2026」の優勝者を暴露。「大自然である」と絶妙な名前を出すと、4人は「何とも言えない」「2025だと難しいけど、2026なら……」「苦労していたもん」と納得し、ヒロユキが未来人であることを確信した。
4人は一家が待つ楽屋へ向かう。島居が「元気にしていたのか?」と声をかけると、岸は「元気だよ、なかなか帰れなくてごめんね」と、早くも疑似家族の会話を楽しんでいる様子だった。
そんな家族の何気ない会話から、島居が家族からの大切な頼まれごとを忘れていたことが発覚した。
ヒロユキが待つ舞台に戻ると、「島居は数年後に認知症を発症し、介護が発生する」と未来が明かされる。そして、ヒロユキから課されたミッションは“島居の通帳と印鑑の隠し場所と、口座の暗証番号を聞き出す”というものだった。
認知症を発症すると、家族であっても預貯金を動かすことは非常に困難であり、さらに介護方針の違いやお金にまつわるさまざまな問題が家族間でのいさかいを引き起こす。だからこそ、家族がまだ元気なうちに、大切な情報を共有しておくことは、とても有効な方法である。
しかし、近しい間柄でも、お金に関する情報を聞き出すのは容易ではない。そこで、4人はヒロユキからミッションカードとエンディングノートを託される。
移動中、4人はどのように聞き出すか相談し合いながら島居の元へ到着。「エンディングノートというのが流行っているらしくて」とBKBが話を切り出す。岸は「いつ、何があるかわからないから」と繰り返し、青山は「俺はまだまだ元気だ」と情報を出し渋る島居に苛立ち、「早く書けよ!」と詰め寄る。いざこざを経ながらも、4人はとあるヒントをエンディングノートに記す。
さらなるヒントを得るため、4人は島居がお世話になっている先輩芸人・レギュラーの元へ向かう。しかし、西川は島居との会話を思い出そうとするうちに気絶。復活のため、松本とともにシマッシュレコードの“あるある探検隊”を全力で披露し、4人を爆笑させた。
無事復活した西川と松本は、島居が記したヒントに関わるエピソードを思い出し、4人に伝授。このヒントとヒロユキのタイムリープ能力を駆使しながら、4人は通帳の隠し場所と暗証番号へと近づいていく。
最後は、シマッシュレコードの20周年ライブでゴールとなり、達成感あふれる表情で体験を終えた4人。終了後、体験者であるBKB、ネルソンズと、演者であるシマッシュレコード、ボルサリーノ・関、ヒロユキMc-Ⅱ、光永、レギュラーに話を聞いた。

鳥居の親子関係に一同驚がく
――実際に家族と介護について話した経験は?
嶋田 僕はあります。今、44歳なんですけど、上に兄が3人いて、母は高齢で体調もすぐれないので、数年前から家族で話すようになりました。だから、今回は誰よりも感情移入していました。
和田 飛び出しのタイミングとか完璧でしたもんね。
関 私は一番年上で、周囲では親の介護が始まっている人もいますけど、両親がまだ元気なので、まさにこの家族みたいに、そういう話題を避けているところはありますね。今のうちに話しておかないと、いざというときにあせっちゃうというのが今回よくわかりました。
BKB 僕は父親にそういう(エンディングノートみたいな)ものを書いてるって言われました。母が足をケガして入院したり、父も不整脈になったりして、実家に帰ったときに「ここの引出しに全部あるから」って明かされたこともあります。でも、そういうのって、親が死ぬときに話すイメージがあったので、そのときは僕が「そんなこと言われても……」っていう反応をしちゃいました。ちなみに、その引出しがどこだったかは、もう忘れました。
ヒロユキ “それでか”と思ったんですけど、僕が出て行ったときに最初は4人ともニヤニヤしていたんですけど、「この後、こういうことが起こります」と伝えた瞬間、バイクさんが結構早く顔がキュッってシリアスモードになったんです。
青山 僕ら(ネルソンズ)は、まだ少し若くて、両親もそこまでの年齢ではないので……。
岸 僕のおやじは91歳です。
和田 俺のおばあちゃんの1コ上だよ。
岸 俺はお父さんの話してるんだよ。デリカシーないな!だから、今日使ったノートをもらって帰りたいくらいです。
西川 僕の父も認知症が始まっていて、僕らがケアしているんですが、家族であってもかなり煩雑な手順を踏まないと口座から預金を引き出せないんですよね。
松本 だから、本当にちゃんと話せるうちに話しておいた方がいいよ。
島居 僕は実家が長崎の対馬っていう離島なんですけど、16年間帰っていなくて。
一同 エーッ!
BKB 何してんの!?
島居 LINEではやりとりしたり、姉の家族が近くに住んでいるから安心していたんですけど、今回のイベントに参加したり、こうして皆さんの話を聞いていると、やっぱり1回は帰ろうかなって思いました。
重いテーマも楽しく学べる
――体験してみた率直な感想は?
青山 テーマはちょっと重いですけど、芸人がやっていることもあって、すごく楽しかったです。謎解き系のイベントは好きでよく行ったりするんですけど、アドリブ感とか、やっぱり芸人はレベルが違うなって思いました。
(一同拍手)
松本 面白かったよな?
青山 やっぱり、芸人ならではの……。
松本 いや、「面白い」っていう言葉が全然出てこない!
青山 面白いのはもちろん大前提として(笑)、介護というテーマでも、芸人たちがやることで楽しくできるし、アドリブにも面白く返してもらえたので、これから参加する人たちはすごく楽しめると思います。ちょっとレベルが違います!
一同 あまり言いすぎないで!
劇場内を巡る貴重な体験も楽しい
――青山さんは途中で、「俺のふるまいよくなかったかな」とか反省する姿も見られました。
青山 気づかされました。
和田 僕らも思っていたんでね。
ヒロユキ でも、青山くんみたいな反応もリアルで、僕らはありがたいです。
BKB 僕は客席から皆を見るだけでも、なんかグッときました。
和田 客席からネタを見るってこんな感じなんだなって。
岸 最後の20周年ライブでシマッシュさんが出てきたときとか、グッときました。
BKB 出囃子が鳴って舞台に出てくる感じが、芸人カッケー!って思いました。
関 劇場中を回れるのも楽しいと思う。
青山 お客さんが舞台に上がる機会もなかなかないしね。
注目すべきは関の国民的親戚感
――演者側からは、参加する皆さんにどんな風に参加してほしいと思いますか?
島居 自分を押し殺さず、おとなしく縮こまらず、自然に、そして積極的に参加してほしいなと思います。どんどんしゃべってほしいです。
青山 何を言っても返してくれるメンバーですから。
和田 人見知りで普段しゃべらない人も、芸人さんがしゃべりやすくしてくれますしね。
ヒロユキ 関さんのお母さん感がすごくて、誰でも間違いなく息子、娘になれます!
一同 (笑)
ヒロユキ 第一声の「あら~」で、すべての人を世界に引き込みます。
関 全国民の親戚なので(笑)。
――レギュラーの2人は、介護職員初任者研修やレクリエーション介護士の資格も取得し、介護に関する理解がとくに深いと思いますが、今回のようなイベントについてどう思いますか?
松本 勉強するというより、楽しむことに切り替えた方が、“楽しんだ結果、実はいろいろ学べている”ということが多いのでいいと思います。堅苦しく考えず、ただ謎解きゲームに参加する感覚で。
西川 僕は以前、渋谷の一軒家で開催したときに体験させてもらって、本当に感動したんですよ。家族の大切さみたいなものがよくわかるんです。だから、演者たちには参加者の皆さんを感動させる名演技を期待しています。
まだ介護問題にリアリティを感じられない世代の人も、芸人たちとたくさん触れ合えて、劇場の裏側まで回る体験ができるだけでも貴重で楽しい機会。ぜひ、ゲーム感覚で気軽に参加してみては?
◆「家族謎解き体験 ただいまタイムループinよしもと幕張イオンモール劇場」
2025年3月9日(日)11時・13時・15時・17時 全4回公演
よしもと幕張イオンモール劇場
出演:ヒロユキMcーⅡ/シマッシュレコード/光永/レギュラー/関 好江(ボルサリーノ)
料金:前売2,000円/当日2,500円

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