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「ヤバい人」しか登場しない復讐系愛憎ショートドラマ『背徳の館~狂気のマザコン男に嫁いだ女~』、制作陣が明かす誕生秘話
2025/7/30 17:30
1話約1分から1分半で描く復讐系愛憎ショートドラマ『背徳の館~狂気のマザコン男に嫁いだ女~』(全71話)の配信が7月25日より縦型ショートドラマアプリ「FOD SHORT」にてスタートした。
女性たちが王子様と崇めるハイスペック医師・夏彦(佐伯大地)と結婚したOL・双葉(冨手麻妙)の物語だが、1話冒頭は2人の艶めかしい新婚初夜のベッドシーンから始まる。しかも、その様子を夏彦の母・千代子(山下容莉枝)が隠しカメラでチェックしており、さらに千代子がチェックシートをもとに双葉に喘ぎ声の音程が悪いとピアノを使って‟指導”するという展開。
いやがらせ、モラハラ、不倫、略奪愛・・・など、およそ思いつく限りの‟異様さ”と‟狂気”が詰め込まれたショートドラマが誕生した背景と見どころを、同作を制作したプレイブ株式会社代表取締役の阿部重郎氏と、プレイブ所属の澤田賢一プロデューサーに聞いた。
-「異様なマザコン夫とその一族に翻弄される女の闘い」という設定はどのようにして生まれたのでしょうか?
澤田P:完全なオリジナル作品で、僕と脚本家の2人でゼロから作りました。縦型ショートドラマを手掛けるのは初めてで色々な作品を観て研究したのですが、ドロドロ系といいますかリベンジ系が多かったのですね。なので、そっち系で行こうとは思ったのですが、どんなアイデアを考えてもみても当初は既視感がぬぐえませんでした。
そんな中、僕が観た縦型ショートドラマの中にはマザコンという設定がなかったのですね。そこで頭に浮かんだのが「冬彦さん」(*)でした。「マザコンといえば冬彦さん」ということで。なので、キャラクターや設定としての「冬彦さん」を参考にさせて頂き、ストーリーは『ずっとあなたが好きだった』とは関係なく、もっと際どい感じの物語を脚本家と2人で作りました。
*「冬彦さん」とは:大ヒット連続ドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系/1992)の登場人物(演・佐野史郎)。エリートサラリーマンだがマザコンというキャラクター。野際陽子演じる母親の息子への異常な溺愛ぶりとともに注目され、「冬彦さん」が流行語となった。
-プレイブ制作の第1弾作品と聞きました。縦型ショートドラマの制作を手掛けるようになった経緯を教えてください。
阿部氏:新規事業に挑戦したいと思ったときに、若者の間で流行している縦型ショートドラマをやりたいなと感じました。まだ手探り状態なのですが、自治体などが縦型ショートドラマでの観光地PRを計画したり、企業が縦型ショートドラマとタイアップしたりするケースが増え始めていますので、将来的にはそういった案件の縦型ショートドラマも手掛けたいと思っています。
-双葉役の冨手麻妙さんが「本当にこのドラマ、ヤバい人しか出てこないんです」とコメントしています。意識して「ヤバい人」を描こうという意図はあったのですか?
澤田P:今はみなさん、スマホをスワイプして観るじゃないですか。ちょっとでもつまらないと感じたり、インパクトに欠けると、すぐに観るのを止めてスワイプされてしまうと思ったのですね。また、地上波だと絶対にできなくて縦型ショートドラマだからこそできるという作品にしたかったので、登場人物は全員ヤバい人にしました。実は、脚本家からは「澤田さん、さすがに登場人物全員がヤバい人という設定はやり過ぎ」と言われました。そこで衝突したのですが、「やり過ぎくらいがいいんだ」と言って押し通しました。
-「やり過ぎちゃった」結果できあがった作品の反響は?
澤田P:まだ配信がスタートしたばかりで反響を聞くことができていません。僕自身は、受け入れられるのか、もしくは完全にそっぽを向かれるのか想像もできません。そこも含めて、反響が楽しみです。
-どんな方に観てほしいですか?
澤田P:色んな方に観て頂きたいのですが、「冬彦さん」を知ってる世代の方から若い人まで幅広く観て頂きたいですね。現代ではいわゆる‟草食系”の男性が増えていると感じていますので、若い人には「草食系の男ってこうだよね」と言いながら観てほしいです。マザコンの男性も実際にいるらしいので、女性には「スペックで選ぶとこういうことになるよね」などと言いながら観てほしいです。
-これから観ようと思っている方にメッセージをお願いします。
澤田P:1話ごとに必ず面白いシーンがありますので、71回ドキッとしたり、ハッとしたり、笑えたりすることができると思います。昼間よりは夜に観て欲しいです。寝る前とかに、布団に入ったりソファに寝転がったりしながら、暗い部屋の中で観て頂ければと思います。1話観たら止まらなくなって全71話を‟一気観”したくなると思います。90分ほどで全話を観ることができるので、ぜひ、週末の夜とかに‟一気観”して欲しいです。
阿部氏:最後に衝撃の結末が待っています。僕自身は観終わったあとに「自分の価値観を大事にしないと強く生きることができないのだな」と思いました。クライマックスを楽しみにして観て頂ければと思います。
【写真】左から/澤田賢一プロデューサー、阿部重郎氏

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