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『ガイアの夜明け』株主になる選択肢

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2025/8/29 09:43

少額投資非課税制度(NISA) の拡充などを背景に、株式投資への関心が高まっている。今月、日経平均株価は、約1年ぶりに最高値を更新。1989年末に日経平均が38915円を付けてから、その値を去年更新するまでには実に34年を要したが、今ではバブル期のピークより10%以上、値上がりしている。

そんな中、今後も日本の経済が成長していくためには、個人投資家のすそ野が広がり、「株式を長期に保有する」考え方が浸透することが重要だと訴える人たちがいる。短期的な株価の値動きに一喜一憂するのではなく、価値を認めた企業の株を資産として保有し、長期的に「株主になる」という考え方だ。

本企画では異なるアプローチで「株主になる意義」を説く人たちを取材する。また、企業の価値を高めるために“株式持ち合い”を解消し、投資家の生の声を経営に生かそうとする、企業の取り組みを追う。
日本でも今度こそ、「株主になる選択肢」は根付くのか?

■奥野一成氏 “バフェット流”長期投資の鉄則
2014年から農林中金バリューインベストメンツの最高投資責任者(CIO) を務める奥野一成氏。機関投資家向けのファンドを運用して実績を積んだ後、個人向けの投資信託「おおぶね」シリーズを展開。NISAの対象となったことで個人投資家の支持を集めている。「死ぬまでずっと保有したい」企業を見極め、長期的に投資する奥野氏の手法は、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏の手法を参考にしている。取材では、奥野氏の海外投資先視察や、投資先の経営者との対話、個人投資家とのカンファレンスなどを取材。「企業のオーナーになる」という、長期投資の極意に迫る。

■前澤友作氏 「国民総株主」を目指すわけ
国民すべてが株主になるべきだとして、「国民総株主」という理念を掲げるのが、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の創業者、前澤友作氏。去年、個人株主を増やすことを目的に「カブアンド」という事業を始めた。「カブアンド」は電気や、ガス、携帯電話など暮らしに欠かせないサービスの消費に対して、ポイントではなく、自社株の引換券を付与するという前代未聞の事業だ。6 月には、その引換券を交換することで、カブアンド社の未公開株(種類株式)を保有する69万人の“第一期株主”が誕生した。
かつてSNSを通じて“お金配り”をしたことでも世間を騒がせた前澤氏だが、今回はなぜ“株配り”なのか?その真意に迫った。

■市場と向き合う「ガチンコ経営」 アシックスのCFOが走る
2023年から3年連続で売上高が過去最高を更新しているアシックス。株価の上昇を追い風に今、株主構成の変革を進めている。“株式持ち合い”を解消し、海外の機関投資家や、個人株主の株式保有割合を増やしているのだ。
アシックスの最高財務責任者(CFO)、林晃司氏は投資家との面談を年間400件以上実施し、国内外の投資家や、アナリストの声に耳を傾ける。個人投資家向けのアピールも強化し、日本各地で個人向けのイベントを開催。廣田会長兼CEOと共に、北海道から沖縄まで飛び回っている。
林さんは新たな投資家を増やし、向き合い、その声を生かして成長を模索する手法を「ガチンコ経営」と呼ぶ。CFO自ら世界の自社拠点を訪問し、重要な経営指標の改善を図っているのだ。
投資家と向き合う経営は、本当に企業を成長させて、その価値を高めることに貢献するのか?株主と“裸”で向き合うことを覚悟した、CFOの闘いに密着した。

◆日経スペシャル「ガイアの夜明け」第1180回「株主になる選択肢」
2025年8月29日(金)22:00〜22:54
(C)テレビ東京

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