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伊集院光、WBC放映権ネトフリ独占は「運営だけが得する仕組み」「選手会は一軍は出さないとか交渉しないと」

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2025/9/2 11:22

タレントの伊集院光が、9月1日放送のTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』(月曜25時)に出演。来年開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の放映権を配信サービスNetflixが独占取得したことに危機感を示した。

伊集院は「WBCね、ワールドベースボールクラシック。その中継権というか、放送権がNetflixが取った、と。で、おそらく地上波放送はないだろうっていうか、地上派放送はないっていう発表になってんだけど」と話し、地上波での無料放送がなくなる現状が野球界全体にどんな影響をもたらすのか、自身の考えを述べた。

伊集院の論点はスポーツの魅力がどこにあるのかにある。コアなファンが課金して視聴するのは当然だが、スポーツイベントの持つ社会的波及効果とは「偶然目にした一般層」への露出だという。

「サッカーファンじゃない人、ない人が偶然見るっていう。『おお、なんだ?なんだ?あ、これワールドカップか』って見るっていうことの大切さみたいな」。地上波放送のあったサッカーW杯の際には、街中や自宅から歓声が聞こえてくる一体感があったとも語る。

「その中継やってる日に、家の前の路地を通ってると、点が入ったんじゃねぇか?みたいなことが分かる。『今、日本攻めてんじゃねぇか』ってことがわかるっていう。『うわぁ!』っていう声が聞こえるっていう。ああいうクラスの盛り上がりってのを見たことなかったから」と語る伊集院。

また、配信サイトAbemaがサッカーW杯を独占配信した際も「無料だからまだ多くの人が参加できた」と伊集院は評価しつつ、Netflixには最低限「一度無料で見られる」設計が必須だと主張した。

「Netflixにいまさらどうしろとは言わないけども、せめて無料であるべきだと思うんだけどね。要は、無料でも見れるような設定に一度して、『解約しない限りは次の月から』パターンってあるじゃん」(伊集院)。問題は放送の有料化によってコアファン以外が完全に排除されることで、野球人気の裾野を狭めてしまう点にあると語る。「お金取っちゃって、地上派でやらないっていうことは、おそらく、サッカーにも、野球にもプラスがない」。

伊集院はさらに、放映権を高騰させるWBC運営会社の姿勢に対しても疑念を呈した。選手は名誉のみで大会に参加していて、出場自体で巨額の報酬が得られるわけでも賞金が高いわけでもない。にもかかわらず、運営会社が有料化によって莫大な利益を得る構図は不条理だと指摘する。

「WBCってさ、本当、みんな名誉だけで出てるじゃん。出たからってすごい巨額のお金がもらえるわけじゃないし、サッカーよりもああいう国際大会の大イベントの歴史がまだまだ浅いから、優勝した国にいくらあげますよ、みたいな賞金もそこまで高くないですよ」。

そのうえで「もうプロ野球の選手会とかは、『じゃあ出ない』っていう脅しはかけた方がいいって。だって、じゃあその放映権が何倍にもなったら、出た時のギャランティも何倍にもなる。だから反対しないっていうのは、まだ分かる」「このまま名誉でこっちはやらなきゃならなくて。名誉でやんなきゃならないのに、で、しかも思ったよりも、大爆発的人気が、その日本を中心に盛り上がったせいで、その放映権が上がって有料になりましたで、誰が得すんの?これ。運営以外に。誰が得すんのってことじゃん」と疑問を呈した。

伊集院は「そうやって考えたら、選手会とプロ野球の発展のためにも、『いや、それだとウチらは一軍は出さないっていうルールにしますけど』ぐらいのことをやらないと。やって、交渉しないと」とコメントしていた。

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