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『ESCAPE』ついに昨夜スタート!SNSでも多くの反響が!!

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2025/10/9 18:00

桜田ひよりと佐野勇斗がW主演の新ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』が8日にスタートした。

このドラマは大企業の一人娘の誘拐事件をきっかけに、人質の結以(桜田ひより)と誘拐犯である大介(佐野勇斗)が、なぜか二人で逃避行を続けることになるというヒューマンミステリー。

大石庸平氏は、こう語る。
第1話のポイントは3つ。「整合性」「情報量」「新しさ」だ。

“誘拐”を題材とする物語で最も重要なのは「整合性」だろう。それは当然、整合性がない=“ありえない”描写になってしまえばこの先を見続けようという意欲がなくなってしまうし、連続ドラマである以上、そのつかみが矛盾だらけであれば、その先の物語についてきてもらえないからだ。
では今作における「整合性」はどうだっただろうか。まず冒頭から、結以を誘拐する側の大介のキャラクターがずいぶんと能天気だったため、誰にもバレることなく誘拐を遂行することができるのか?ちょっとした疑問はかすめたのだが、大企業のお嬢様とはいえ、警備員が常時つくはずがないこと、また彼女についていた秘書の万代詩乃(ファーストサマーウイカ)が居ぬ間の犯行など、さりげない描写の数々で、“ありえない”と思わせる“隙”を見せなかった。

また結以にGPSが付いていたことで、すぐさま居場所が判明してしまう展開はノンストレスであり、そのスピード感がかえって今後の展開を不透明にさせるサスペンスを生んでいた。何より、大介のその能天気こそが第1話中盤以降のキーとなっており、結以自らが誘拐に加担する流れに「整合性」をもたらした。

次に「情報量」。今作のように多くの謎をちりばめた作品の場合、その情報開示のさじ加減によって視聴者が限定されてしまうきらいがある。“何かある”という思わせぶりな伏線を引けば引くほど、謎解き好きにとっては引っかかりも多く、見たいと思わせる要因にもなるのだが、謎解きで頭を使わず、気軽に物語を楽しみたいという視聴者にとっては“面倒くさい”と判定されてしまうのだ。

だが今作第1話時点での「情報量」は、実に整理されていた。結以の父(北村一輝)や叔母(富田靖子)に関する“含み”は今後の展開を期待させるものであったし、現状物語に強いつながりを感じさせない刑事(松尾諭)やインフルエンサー(加藤千尋・髙塚大夢)、謎でしかなかった女(志田未来)の存在も、演出上のあおりが少なく“嫌み”がなかった。

そして特に秀逸だったのは、結以のサイコメトリー(人やモノに触れることで情報を読み取る)の能力(なのか?)を“見せなかった”ことだ。その映像を見せることで更なるミステリーを生み、視聴者への引きを作ることができるのは無論なのだが、登場人物の紹介からドラマの導入を見せる、情報過多の第1話においては、それ以上の情報量、つまり主人公の特殊能力の詳細までは見せる必要がなかったといえる。むしろこの先、そのサイコメトリーがどのように“見える”ようになるのか、そんな期待感を高めることにもちつながっただろう。

最後にどんな物語においても必要なのが「新しさ」だ。誘拐が狂言誘拐に転じてしまうというあらすじは、新鮮さという点では欠けるだろう。しかし、今作は意外な点において新鮮さが感じられた。それは、結以と大介の“青春”だ。

結以と大介の造形は、“誘拐するはずだった”という筋書きに新しさは感じなくても、骨格の面白さだけを担保していれば、作劇上で都合よく動き回る“駒”になってもおかしくなかった。また、今作が今後そうなるとは限らないのだが、不意に出会った男女の二人が恋愛関係に陥っていくのか?とにおわせるのは、あまりにベタであり、リスキーだ。だが今作は、結以の繊細な悩みを大介がさりげなく察知する描写において、手錠を外したあとの手の触れ合いにおいて、髪染めを笑い合うやりとりにおいて、誘拐という骨格以上にエモーショナルな“青春”を浮かび上がらせた。

そしてその“青春”こそが二人がこれまで味わうことのできなかった、何よりもかけがえのないものであり、その先に恋愛が待ち受けていたとしても決しておかしくはないと思わせた。さらに、それこそが今作が最も描きたかったテーマであると思わせることにも成功したのだ。
誘拐を発端にした意外な逃避行のミステリー…と思わせながら(いや実際にはそうなのだが)、二人の“青春”もみずみずしく描かれるんだ!というその発見が、今作の「新しさ」だ。

ちりばめられた謎の数々と、二人の逃避行の行方も気になるのだが、二人が初めて手にした自由という名の青春劇も見逃せないドラマになりそうだ。

(C)NTV

■2話あらすじ
八神製薬の社長令嬢・八神(やがみ)結以(ゆい)(桜田ひより)が誘拐され、犯人は八神製薬に3億円の身代金を要求。しかし、主犯格の男・斎藤丈治(さいとうじょうじ)(飯田基祐)が急死し、身代金の受け渡しは中止に。結以は隙を見て逃げることもできたが、何かから逃れるように、誘拐犯の一人・林田大介(はやしだだいすけ)(佐野勇斗)と一緒に逃走を開始した…!
正体がバレないよう、お互いを『ハチ』『リンダ』と呼び合う結以と大介。もともと住む世界が違い過ぎる2人、ささいなことでぶつかり合いながら、八神家の元家政婦・城之内(じょうのうち)晶(あきら)(原沙知絵)のいる栃木・宇都宮へ向かって車を走らせる。生まれてすぐに母親を亡くした結以にとって、晶は本当の母親のように慕っていた存在で、4年前に結婚して彼女が八神家を出た後もずっと連絡を取り合っていた。「今でも一番私のこと心配してくれる人。パパとか叔母様とかよりずっと」と、晶に全幅の信頼を寄せる結以は「早くあきちゃんに会いたい」と心がはやる。晶は夫と2人で夢だった喫茶店をやっていると聞いていた結以は、その店に向かう。ところが、働いているはずのそこに晶の姿はなかった。従業員の話では、晶はすでに離婚し、別の店で働いているらしい。2人は教えてもらった新しい店へ向かうが…。

一方、結以の行方を追う父・八神(やがみ)慶志(けいし)(北村一輝)は、20年以上前に斎藤からもらった年賀状を発見。年賀状の写真には、若かりし頃の斎藤夫妻と幼い娘が写っている…。何か手がかりが見つかるかもしれないと、慶志の指示で年賀状に書いてある住所に向かう万代(ばんだい)(ファーストサマーウイカ)。そこで八神製薬を嗅ぎ回る記者・白木(しらき)(山口馬木也)と鉢合わせ、最初は煙たがる万代だが、白木から妙な話を聞かされる…「斎藤は独り身です。きっと離婚したんでしょう。あの件がきっかけで」。あの件とは一体何なのか?詳しく話を聞こうとする万代の前に、斎藤の元妻・高木悦子(黒沢あすか)が現れて、斎藤と慶志との間で27年前に何らかの因縁があった事実に辿り着く…。

27年前に起きた“八神製薬の闇”とは一体何なのか!?そして宇都宮に向かった結以と大介は、予期せぬ事態に巻き込まれる!!

◆「ESCAPEそれは誘拐のはずだった」
毎週水曜よる10時~11時
(C)NTV

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