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『連続ドラマW シャドウワーク』完成報告会、キャストの“自分自身や家族内でのルール”とは

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2025/11/18 10:41

WOWOWにて11⽉23⽇(⽇・祝)午後10時より放送・配信スタートとなる「連続ドラマW シャドウワーク」の完成報告会が2025年11⽉17⽇(⽉)、WOWOW放送センター(⾠⺒)にて開催された。
本作は、江⼾川乱歩賞作家・佐野広実の同名⼩説を原作に、夫からのドメスティック・バイオレンスの被害に苦しむ⼥性たちが、絶望の果てで⽣きるためにたどり着いた“究極のシスターフッド”を描くヒューマンミステリー。

完成報告会には、壮絶なドメスティック・バイオレンスで⼈⽣を狂わされた主⼈公・紀⼦役でWOWOW連続ドラマ初主演となり、DV被害者は初めての役どころとなる多部未華⼦、本作の“もう⼀⼈の主⼈公”とも⾔える重要⼈物で、ある⼥性の不審死を捜査する刑事・北川薫役を演じる桜井ユキ、薫の実直な若⼿後輩刑事・荒⽊悠真役でミステリー初挑戦となる川⻄拓実(JO1)、さらにDV被害者が集うシェアハウスと⼀般社会をつなぐ看護師・路⼦役で1989年の俳優デビュー以来初のWOWOW連続ドラマへの出演となる⽯⽥ひかり、そして、主⼈公・紀⼦がたどり着くDV被害者の⼥性たちが集うシェアハウスを取り仕切り、壮絶なバックボーンをかかえる昭江役の寺島しのぶが登壇した。

完成報告会では、さっそく作品についてのトークを展開。夫からDVを受け続ける主婦・紀⼦役を演じた多部は、「最初は、台本を読んで『こんな⽬にあっている⽅が実際にいらっしゃるのか』と信じられないところもありましたが、紀⼦の強い意志、筋が1本通っているところを⼤事にして演じられたらいいなと撮影に挑みました」とハードな描写も多かった役どころについてコメントを。
さらに、紀⼦は⾃分を受け⼊れてくれたシェアハウスの住⼈たちと⽇々さまざまな“ゲーム”を重ねるうちに、そこにある“ルール”を知っていくことに。多部は、「紀⼦は『…』とセリフがないシーンが多かったのですが、そのなかでも紀⼦が感じた葛藤や発⾒を丁寧に表現したいなと。⼀瞬⼀瞬を逃さないように⼼がけました」とも語った。

そして、とある⼥性の不審死の事件を追い、真相を追求しようとする刑事・薫役を演じた桜井は、「薫は、⼀⾒強い⼥性に⾒えますが、さまざまな事情を抱えながら刑事という職業についている。正義を貫きたいという気持ちが⼈⼀倍強いからこそ、どろっとした気持ちを外に出すまいとしているところがあり、そこは演じる私からしても危うい⼥性だなと感じました」と、その⼈物像について語った。
そんな薫に寄り添う若⼿刑事・荒⽊役を演じた川⻄は、本作が本格ミステリー初挑戦。実⼒派がそろう俳優陣との共演について「皆さんのお名前を⾒て『⾃分で⼤丈夫かな』と思ってしまい、正直めちゃくちゃ⼼配だったんですけど、いつも通り『全⼒でやるしかない』を⼼がけて撮影に臨みました」と振り返るも、実は寺島とは今⽇が初対⾯。「⼀度、舞台を拝⾒したことがあったので『あの寺島さんと共演できるんだ』と思っていたんですけど、⼀度も共演シーンがなく…」と嘆く川⻄には、キャスト陣から思わず笑いが。「ぜひいつかご⼀緒したいです!」(川⻄)、「もちろん、ぜひ!」(寺島)という温かなやり取りもあった。

また、DV被害者をシェアハウスに導く看護師・路⼦を演じた⽯⽥も、「路⼦は、⾃分も過去に被害を受けていたことがあり、弱い⽴場に置かれている者たちの想いをよく分かっている⼈物。被害者たちが⽣きていくためにはこの道しかないんだ、という究極の葛藤と強い使命感を持っている⼥性だと思って演じていきました」と、その役どころについて語った。
そんな路⼦と⼀緒にシェアハウスを運営している家主・昭江を演じたのは、寺島。重いテーマを持つ本作について「性被害や幼児虐待など、弱い⼈間が強いと思われる⼈間に踏みにじられてしまう事件がリアルに起きているなかで、この作品はフィクションではありますが、多かれ少なかれいずれこういうことになる、という忠告になっているのかなとも思います」と、その思いを明かした。

本作は、DV被害に苦しむ⼥性たちがたどり着いたシェアハウスが舞台の物語。多部が「演じるという意味では苦しい葛藤があった」と語るようにシリアスなシーンが多かった⼀⽅で、撮影現場は和気あいあいとした雰囲気だったそう。
「(寺島)しのぶさんを始め、皆さんの切り替えが本当にすごいんです。楽しい話をしていたかと思えば、突然『このシーンは…』と役の話になることもあって。さまざまな世代の俳優さんと⼀緒に過ごせたことも貴重な経験でしたし、学びになることも多く、充実した時間でした」と撮影を振り返った多部。
また、中盤からシェアハウスでの撮影に参加した桜井は、監督からその⼀致団結した雰囲気について「途中から馴染むのが難しいかも」と冗談交じりに脅かされていたそう。「初⽇はドキドキしていたんですけど、温かく迎えてくださってホッとしました」と、当時の⼼境を明かした。
そんな桜井と川⻄による刑事パートの撮影も和やかに進んでいたとのこと。桜井は、川⻄について「『お芝居の経験があまりない』とおっしゃっていましたが、荒⽊が薫に対して感情を吐露するシーンのエネルギーと集中⼒がすごかったです」と、その演技を絶賛。
「ありがとうございます!」と笑顔を⾒せた川⻄だが、桜井から「でも、川⻄さんはすごいときとダメなときの差が激しくて…」という⾔葉も。というのも、とあるシーンでセリフが出てこなかった川⻄が「ごめんなさい!」とかわいい表情を作って謝ってきたことがあったそう。「こういうところが愛されキャラなのかなと思ったんですよね。でも、かわいさで乗り切ろうとするのはどうかなって(笑)」と指摘する桜井に、川⻄は「いや、でも…」としどろもどろ。最終的に「ごめんなさい」とかわいく謝る姿があり、これには場内からも笑い声が上がっていた。

⼀⽅、川⻄からは「控室に⾍がいたんですけど、⾍嫌いな僕が『うわ!』って怖がっていたら、桜井さんがその⾍を退治してくれました」というほほえましいエピソードも。劇中さながらの先輩・後輩関係を築いていたことがうかがえた。

また、劇中のシェアハウスにある“ルール”にちなみ、キャスト陣に“⾃分⾃⾝や家族内でのルール”についての質問も投げかけられた。まずは、多部。【⾜⾸を常に温める】が今のルールだそうで「寒くなってきたので、⽇課です」とニッコリ。そして、桜井は「好きすぎて買いまくっていたら置くところがなくなってしまいました」と【観葉植物は年に1個まで】。
【夜⾵を浴びる】というルールを挙げたのは川⻄。「四季それぞれの夜⾵を浴びて気持ちをリセットしています」とのこと。寺島は「⽣きていくうえで⼤切にしていること」として【give and take】という⾔葉を披露した。ラストの⽯⽥は「これまで⼀⽣懸命やってきたけど、娘も成⼈したので私は家事から卒業します!と宣⾔しました」と【私は何もしません、皆さん各々で!】という⽯⽥家のルールを明かした。

完成報告会の最後には、「荒⽊は、若者代表であり、男性代表の視点の役ではありますが、視聴者の皆さんに⼀番近い視点を持つキャラクターでもあるのかなと。伏線もたくさんありますので、1話ずつ⼤切に観てもらえたらうれしいです」と川⻄。続けて「⼈としての尊厳を踏みにじられた者、踏みにじった者、その両者を描いている作品です。究極の葛藤を⽣きる私たちの姿をぜひ観てください」と⽯⽥。
そして「周りから『久しぶりに次が気になるドラマに出会えた』と褒めてもらえた作品。このドラマを観るためにぜひWOWOWに加⼊していただきたいです。きっと損はさせません!」と寺島。「観ていただき何かを感じていただくことも⼤事ですが、実際にこういうDV被害者の⽅がいるということを知るきっかけになる作品になったらとても光栄だなと思います」と桜井、改めて本作への想いを語ったキャスト陣。
最後に、多部が「このドラマは、傷を負った⼥性たちが⾃分と周りを信じて⼀筋の希望と勇気と決意を持って⾃分の⼈⽣を切り拓いていく物語です。ただただエンターテインメントとして観ていただきたい気持ちもありますが、DVだけでなく何か困難な思いをしている⽅にとって救いのきっかけになったらとも思います」とメッセージを送り、完成報告会を締めくくった。

◆連続ドラマW シャドウワーク
11⽉23⽇(⽇・祝)午後10:00より、WOWOW・WOWOWオンデマンドにて放送・配信スタート(全5話)

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