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「修行がハラスメントに変わる時代」伊集院光が語る“時間が改ざんする記憶”の怖さ
2025/12/23 18:16
お笑い芸人の伊集院光が、22日放送のTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』(月曜25時)に出演。「時間の経過で記憶が改ざんされる」現象について語った。
番組では、リスナーから届いたメールをきっかけに、ハラスメントと感じる感覚の変化をめぐる考えを展開。「河西智美の胸を手で隠した子供や、ニルヴァーナのアルバムのジャケットに使われた子供が数年の時を経て、『あの時はすごく嫌だった』と訴えるタイムリープハラスメント」という投稿を紹介すると、伊集院は「いや、これはね、今後シャレじゃなくて…なんつうのかな」と言葉をつないだ。
続けて「『あの時は良かった』『あの時の考え方では良かったんだけど、今、冷静に思ってみたら惨めだ』みたいなことって人間やっぱり…」と、時間が人の感情を変えていく複雑さを語る。
「どういうフリートークして、どういう出来事だったのかは、時間が経つごとに改ざんされちゃうんだよ。それがわざとでもなんでもなく」と続け、記憶の自然な変化そのものが人を追い詰めることもあると示唆した。さらに、落語家としての下積み時代を振り返り「これが最終的に笑いにつながって、売れることにつながってるんなら、これは修行だって思ってたことが、結局なれなかった時に、『ハラスメントじゃないか』ってなっちゃうことはまぁまぁあるから」と、自身の過去とも重ね合わせた。
「修行」と「ハラスメント」の境界線を揺らすのは、当時の環境よりも、むしろ今の自分の視点かもしれない――そんな現代的なテーマを、伊集院はいつもの深夜のテンションのまま、淡々と、しかしどこか切実に語った。最後に「こういう真面目な話をする、カルタでは別に真面目な話はしなくていいんですけど」と茶化して締めくくった。

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