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赤坂はむかしも今も、海だった──感性の波打ち際を揺さぶるアート・エクスペリメント!
2026/2/19 04:00
TBSによるアートイベント「AKASAKA ART WAVE」初開催
TBSが2026年3月13日(金)〜29日(日)に東京・赤坂のTBS放送センター裏(南公園)周辺にて、アートイベント「AKASAKA ART WAVE」を開催する。
TBSは、これまで赤坂サカスを中心に様々なエンタテインメントを展開してきた。2028年には「赤坂二・六丁目地区開発計画」が竣工予定となっており、クリエイターが集まる街・コンテンツが創造され続けていく街にしていくことを目指している。
「AKASAKA ART WAVE」はそれらを見据えた現代アートのフェスティバルとして、赤坂のTBS放送センターの脇にある遊歩道・南公園にて開催される(同時期開催「TOKYO CREATIVE SALON」の連携企画)。
かつて東京近郊は現代より海面が高く、赤坂周辺は海と陸の交差する入江に位置していたと言われています。まったく異なる姿をしていたであろう太古の昔に思いを馳せながら、再開発という赤坂の街が変わり行く時代の波打ち際に、長大な可能性を想像するアート体験となる。
参加アーティストは、「エンタテインメント・シティ」として赤坂で紹介するにふさわしい新進気鋭の若手作家4組。それぞれ独自の表現を追究しながら、太古と現代、リアルとデジタル、日常と非日常──の波打ち際を描く。
■「AKASAKA ART WAVE」の特徴
①ポップでディープに日常を揺らす屋外作品
ビジネスマン・カルチャー好きの若者・愛着の深い住民──赤坂に集まる多様な人たちがアートを楽しめるよう、展示されるのはどれもキャッチーで強いビジュアルを持った作品たちです。いっぽうでその奥には作家のストーリーや深い問題提起が通底しています。作品は屋外展示でいずれも鑑賞無料。日常のふとしたシーンに現れる現代アートをお楽しみください。
②鑑賞者の感性を揺らして想像をめぐらす作品たち
太古と現代という長大な時間軸がねじられる作品、リアルとデジタルを曖昧なものとし未来の可能性を押し広げる作品、日常の物や風景を異化し想像をふくらませる作品など、展示される作品は「感性の波打ち際」をテーマにキュレーションされています。いずれも鑑賞したあなたを既成概念の波打ち際に立たせ、WAVEのように揺るがすでしょう。
③「むずかしいアート」を等身大のことばで
アーティストの考えがわかると、作品鑑賞はさらに楽しさと深さが増します。各作品の近くには、作家インタビュー動画を設置。また、会期中の3月19日(木)には、オンラインアート鑑賞プログラム「ZOOOOOM ART MUSEUM」で特別編として「AKASAKA ART WAVE」を取り上げます。アーティストやプロデューサー、キュレーターの考えをご視聴ください。
◆AKASAKA ART WAVE
TBS放送センター裏(南公園)周辺
2026年3月13⽇(金)〜29日(日) 午前10:00〜午後6:00
入場料無料
アーティスト:井上修志、井上ひかり、柴田まお、松田将英
http://akasaka-art.com/
■オンライン配信イベント
博報堂が手掛けるオンラインアート鑑賞プログラム「ZOOOOOM ART MUSEUM」で、特別編として「AKASAKA ART WAVE」を取り上げます。展示されている各作品だけでなく、プロデューサー・キュレーター両名からプロジェクト全体のコンセプトや背景を聞きます。
3月19日(木) 午後7:00〜8:00
井上ひかり(アーティスト)
柴田まお(アーティスト)
田尾圭一郎(田尾企画 編集室、「AKASAKA ART WAVE」キュレーター)
高山暢比古(TBS、「AKASAKA ART WAVE」プロデューサー)
料金無料
https://www.youtube.com/live/OC6SKjGGDHA?si=Tr36cypSW5BaYGnp
■アーティスト・プロフィール
井上修志
1995年、宮城県生まれ。2021年、東京芸術大学美術修士取得。自身が持つ東日本大震災の経験から圧倒的な力で行われる崩壊や創造による風景の変貌を目の当たりにし、変化し続ける地表の出来事に目を向ける。個展に「VS」(2025年)、「一周の螺旋は円にも見える」(2023年)、主なグループ展に「黄金町バザール2024」(2024年)、「万田坑芸術祭」(2023年)、「KAWAKYU ART Exhibition 2022」(2022年)などがある。
井上ひかり
1999年、神奈川県生まれ。2024年、武蔵野美術大学大学院油絵コース修了。井上はこれまで工業製品の“ツヤ”や、それらが持つかたちに惹かれ作品を制作してきた。近年ではホースをメディウムとし、支持体と一体化させることで画面をつくり上げている。自分が選択した材料が「ここに存在している」ことを重視している。主な展示に「群馬青年ビエンナーレ2025」(2025年)、「ATAMI ART GRANT」(2024年)など。
柴田まお
1998年、神奈川県生まれ。現代で多様化する人と人の繋がりや、その中で生まれる「コミュニケーションの在り方」をテーマに、彫刻やインスタレーションを発表する。主な展示に「極寒芸術祭Teshikaga」(2019〜2025年)、「FUJI TEXTILE WEEK 2025」(2025年)、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2025」(2025年)、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」(2023年)、「多層世界とリアリティのよりどころ」(2023年)など。
松田将英
1986年生まれ。科学技術を道具ではなく詩として捉え、AI以後の時代における人間性を立ち上げる。主な展覧会に「Great Reset」(2025年)、「Bashō Sampling」(2024年)、「DXP」(2023年)、「The Big Flat Now」(2023年)など。2016年、アルス・エレクトロニカ賞デジタル・コミュニティ部門にて準グランプリを受賞。
■キュレーター・プロフィール
田尾圭一郎
1984年、千葉県生まれ。「田尾企画 編集室」代表。アートの企画・編集・コンサルティング。2006年、国際基督教大学卒業。美術出版社「美術手帖」ユニットにて企業や自治体とのアートプロジェクトの企画などに携わり、2022年に独立し現在に至る。主なプロジェクトに東京都「都市にひそむミエナイモノ」展クリエイティブ・ディレクター、山梨国際芸術祭「八ヶ岳アート・エコロジー2023」アーティスティック・ディレクター、経済産業省「文化資本経営促進に関する調査研究事業」など。2024年、SFC特別招聘准教授。

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