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第47回松尾芸能賞 受賞者決定!

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2026/2/18 15:30

公益財団法人松尾芸能振興財団は昭和54年3月に設立し、日本の伝統ある劇場芸能を助成し、振興し、もって我が国独自の文化、芸能の保存及び向上に寄与することを目的とし設立以来毎年、日本の文化・芸能の保存・向上に寄与した芸能出演者や演出・音楽・劇場芸能に高い技術を持つ方々を表彰する「松尾芸能賞」を実施してきた。この度、第47回松尾芸能賞の受賞者が決定した。

受賞者には、日本屈指の舞台演出家として活躍されている小池修一郎が大賞を受賞。そして日本初の女性シンガーソングライター・加藤登紀子、多くの挑戦を続ける俳優・戸田恵子ら、輝かしい皆様の受賞が決定した。こちらの贈呈式イベントが3月30日(月)に都内で行われる。

大賞   演劇  小池修一郎(こいけ しゅういちろう)
優秀賞  演劇  戸田恵子(とだ けいこ)
優秀賞  演劇  曽我廼家寛太郎(そがのや かんたろう)
優秀賞  舞踊  西川扇藏(にしかわ せんぞう)
優秀賞  邦楽  藤舎貴生(とうしゃ きしょう)
新人賞  演劇  中村鷹之資(なかむら たかのすけ)
特別賞  歌謡  加藤登紀子(かとう ときこ)
特別賞  舞踊  谷口裕和(たにぐち ひろかず)

大賞  「小池修一郎」
日本のミュージカル界を牽引してきた演出家である。舞台、映画、文学からサブカルチャーに通じ、新鮮な素材をミュージカルに仕立てるセンスが光る。大きな功績は、『エリザベート』を巧みな潤色によって日本での大ヒット作へと導いたことだ。宝塚は勿論、東宝でも上演を重ね、早くも30年を迎えた。原作舞台を洗い直し、大胆に潤色・演出する手腕は折り紙付き。ミュージカルファンの信頼も厚い演出家である。

優秀賞 「戸田恵子」
劇団薔薇座に所属し、ミュージカルに出演する傍ら、声優としての活躍も始める。以来、洋画の吹替やアニメーションの声優として確固たる地位を築く。女優としては映画やTVドラマは勿論、舞台でも印象的な役を見せてきた。ことに三谷幸喜作品に多く出演。『虹のかけら~もうひとりのジュディ』は、2024年にニューヨーク公演も果たした。伸びやかな声と演技センスで、ますますの活躍を期待したい。

優秀賞 「曽我廼家寛太郎」
藤山寛美から濃密な指導を受け、松竹新喜劇の看板役者となり重要な役を務めている。近年は外部出演も多く、五木ひろしなどの座長公演に参加。一方、自主公演「曽我廼家寛太郎一座」を立ち上げ、上方喜劇を今日に継承している。2025年は前進座「裏長屋騒動記」に客演。満場の爆笑を誘った。活躍の基盤には伝統的な上方文化の蓄積があり、その活動は上方文化の発展に寄与するものである。

優秀賞 「西川扇藏」
流派に伝わる古典舞踊作品については定評がある。また、同世代の舞踊家との「五耀會」での活動も貴重な実績である。新作舞踊についても、新たで独自の着想に優れた点が多い。宝塚歌劇団やOSKの振付、映画やテレビでの所作指導など、日本舞踊の世界を広めてきた実績がある。十一世西川扇藏の名跡を襲名後は更に、芸格も大きさ、豊かさを増し、箕乃助時代からの蓄積が年輪を感じさせ、艶やかな芸の気配を実感させる。

優秀賞 「藤舎貴生」
横笛奏者として高い評価を得ながら、歌舞伎・日本舞踊・NHKテレビ・ラジオ・演奏会など活動を続けてきた。また、作曲家・音楽プロデューサーとしての活動は古典にとどまらず、その才能を遺憾なく発揮している。口語体による三味線音楽「幸(さき)魂(みたま)奇(くし)魂(みたま)」では、新鮮な挑戦を見せた。また、邦楽の発展のため、子供への指導・教育にも貢献している。その幅広い活動は邦楽界において唯一無二の存在である。

新人賞 「中村鷹之資」
五代目中村富十郎の長男として生まれ、父のもと歌舞伎の基礎を学ぶ。2013年から勉強会「翔之會」を開催し「供奴」「うかれ坊主」など父の当たり役に次々と挑戦した。2017年は「越後獅子」を踊ったのをはじめ「三社祭」の悪玉などで成長ぶりを見せた。昨年は新春浅草歌舞伎で「絵本太功記」の十次郎、「棒しばり」の次郎冠者を演じ、「翔之會」では「奴道成寺」「弥生の花浅草祭」を踊り優れた成果を挙げた。

特別賞 「加藤登紀子」
「知床旅情」などの大ヒットによって、日本初の女性シンガーソングライターとして名声を博した。自身が訳詞、歌唱した「百万本のバラ」はミリオンセラーを記録。一方で楽曲提供、俳優など多彩な才能を発揮している。ステージ活動では、「ほろ酔いコンサート」を50年以上続け、昨年8月、ハルビンでの同市の交響楽団とのコンサートでは日中両国の観客から賞賛を受けた。60年に及ぶ活動は日本の音楽文化向上に功績を残した。

特別賞 「谷口裕和」
「素踊り」で、卓抜した才能を見せる谷口裕和。古典を基本にしながらも、新鮮な振り付けで踊る公演は人気を呼んでいる。十世西川扇藏や梅津貴昶の下で学んだ体験から、独立して22年、ようやく花を開き、実を結び始めている。昨年来、話題になった映画「国宝」では主演俳優の舞踊指導を担当し、その成果が作品の質を高めたと評価されている。日本舞踊の新たな可能性を覚えさせる独自の活動は、今後大いに期待される。

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