ニュース ニュース

“聞き取りづらい”を変えるAI補聴器、360°の声を逃さない『OMEGA AI』発表

過去の記事

2026/3/7 09:35

1991年2月の発足以来、国内有数の補聴器ブランドとして、利用者にきめ細かな対応をしているスターキージャパンが、業界でも最も先進的な半導体プロセッサーとAI(人工知能)技術を搭載した補聴器の新たなラインナップ「OMEGA AI(オメガ エーアイ)」の効果・魅力を伝えるイベント「Starkey Japan Omega AI Tokyo Day」を3月6日、都内のBLUE FRONT SHIBAURA TOWER Sにて開催した。

まず初めに、スターキージャパン代表取締役社長 髙井浩希氏が「皆さま、ご来場いただきありがとうございます。我々スターキーは、“Hear Better、Live Better=より良い聴こえ、より良い生活”を胸に挑戦的な活動を続けております。今回のイベントは Hear Better、Live Better の集大成と言えるもので、我々がこれまでに培ってきたアイデアをデバイスに詰め込んでおります。今日ご参加された皆さまが、スターキーの挑戦に対してワクワクした気持ちを持っていただけたら幸いです」と開会の挨拶をした。続けて、米国ミネソタ州に本社を置き、全世界に20か所以上の製造拠点と800か所以上の流通・販売拠点を有する世界5大補聴器ブランドのひとつでもある株式会社スターキーのPresident and CEOであるBrandon Sawalich氏が「皆さま、こんにちは。本日この場に参加させていただき、大変光栄に存じます。皆さまのお時間を頂戴しておりますこと、そしてスターキーとのパートナーシップに心より感謝申し上げます。グローバルの中心に位置付けられている、ここ東京でOmega AI(オメガエーアイ)の発表を迎えられることを、大変うれしく思っています」と挨拶した。

Brandon Sawalich氏

その後、『スターキーとはどのような会社なのか』という点について、「59年にわたって努力をし、革新と顧客サービス、そしてユーザーへの満足を積み重ねてきました。非上場企業である強みを活かし、長期的な視点から、技術・製造・そしてパートナーの皆さまへの投資を続けています。私たちは現在、革新性、ユーザー中心の姿勢、そして他社に負けないお客様サービスを基盤とする、グローバルな聴覚テクノロジーカンパニーとして成長しています。そして、いま補聴器をお使いのお客様はもちろん、これからのデジタル世代のユーザーに向けて、聴覚テクノロジーの革新と未来を積極的に切り拓いてきました。それは、本日お越しいただいた皆さまの、聴こえに悩むお客様への献身と高い専門性があったからこそ。皆さまが、私たちの活動を可能にしているのです。また、我々の原動力になっているのは、人々の人生を変えるという思いやりのある技術、つまりテクノロジーイノベーションです。今日は、皆さまに新しいAIの商品をご紹介できることを嬉しく思っています」と説明。
また改めて、スターキーは “補聴器メーカー” から “聴覚テクノロジーカンパニー” へと進化した点や、日本のお客様が強力なパートナーであるという想いを伝えた。

さらに、『Omega AI』についての魅力を語ったスターキー。“業界で最も先進的で、最もインテリジェントな聴覚テクノロジー”であり、そのテクノロジーのポイントのひとつとして新しいG3(ジースリー)ジェネAIニューロ・プロセッサーの登場を強く伝えた。

その後、Genesis AIの製品説明を株式会社スターキー・CTO and Executive Vice President of EngineeringのAchin Bhowmik氏にバトンタッチし、G3ジェネAIニューロ・プロセッサーが実現した“聴こえの進化”を伝えた。「G3ニューロプロセッサーは、3つのAIモデルが同時に動作することで、音を多角的に分析できる、業界初のディープニューラルネットワーク処理システムを搭載しています。最初の一つめは業界をリードするDNNベースの音声強化技術です。このDNNエンジンは、あらゆる方向から雑音が届く環境でも、業界初の最大13デシベルのSN比(エスエヌ比)の改善を実現します。つまり補聴器を使用する皆さまが聴きたい音を作ることができるのです。現在、業界全体でこの領域への取り組みが広がっていますが、長年の研究開発により、私たちは一歩先にこのレベルへ到達しました。そして二つ目、OMEGA AIでは、世界初となるDNN(ディーエヌエヌ)を用いた指向性システムを実現しました。補聴器の音声処理における大きなブレークスルーです。大規模かつ多様なデータセットで学習済みの、複数のDNNシステムの内、指向性専用のニューラルネットワークが、その環境に最も適した指向性パラメータを予測します。前方にいる人の声を聞きたいのに周囲は騒音に囲まれ、後方から別の話し声が重なるといった場面では、不憫さを感じることも多いです。ところが、DNN指向性によって、こうした状況でも会話の聞き取りを改善することができるのです。そして三つ目は、世界初となる、DNNベースの空間認識機能です。従来の補聴器では、指向性システムは前方の話し声にフォーカスするか、あるいは全方向を拾うかのいずれかでした。我々は、その両方を同時に実現するべく、複数のDNNのうち、空間認識を担当するDNNが、周囲の音環境を絶えず分析し、どこで会話が始まっても、360°全方向から瞬時に音声を検出することを可能にしました。これにより、空間的な聞き取りが、SN比(エスエヌ比)で最大8デシベルまで改善します。それはつまり、意識していない方向で会話が始まっても、最初から聞き逃さずに聞き取ることができるということです。このアルゴリズムを使うことによって、皆さんが聴きたい音を作ることを可能にした、それがOMEGA AIなのです」と力説する。

続いて、株式会社スターキー・Chief Hearing Health OfficerのDave Fabry氏がStarkeyの新しい品質改善に向けた数々の取り組みについて説明した。またMy Starkeyに最新のBluetooth規格であるAuracast™(オーラキャスト)ブロードキャストオーディオに完全対応されたことについても伝え、その魅力をユーザーの声と共に熱弁した。
その後、体験会と、盛りだくさんの企画で、OMEGA AIの製品の魅力をしっかりと伝え、「Starkey Japan Omega AI Tokyo Day」を締めくくった。

コメントを書く

コメント
名前

※誹謗中傷や名誉毀損、他人に不快感を与える投稿をしないように十分に注意してください

関連記事