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露崎春女、30周年イヤーに新曲第2弾「Unsaid」を5月1日に配信。Nao’ymtと描く“言葉にしない関係性”
2026/4/17 17:00
「言葉にしないことで保たれる関係性」を描いた、大人のR&B
デビュー30周年を迎えた露崎春女が、新曲「Unsaid」を2026年5月1日に配信リリースする。本作は、プロデューサーにNao’ymtを迎えて制作されたR&Bナンバー。両者は2006年以降、長きにわたり共演を重ねており、2025年発表の「Lost In Avalon(Nao’ymt feat.露崎春女)」に続く流れの中で生まれた楽曲となる。
サウンドは現在進行形のR&Bを軸に、シンセウェーブやシティポップ、80年代の要素を織り交ぜたもの。Nao’ymtによる抒情的なトラックの上で、露崎は抑制の効いたボーカルを聴かせており、感情を前面に押し出すのではなく、余白を残した表現が印象的だ。30年のキャリアを経た今だからこそ到達した、しなやかで内省的なアプローチが際立っている。
歌詞では、「言葉にしないことで保たれる関係性」や「定義されないまま続く親密さ」をテーマに据える。恋愛へと踏み出す直前の距離感や、あえて踏み込まない選択を描き、「言わなかったこと」を後悔ではなく一つの判断として提示している点が特徴的だ。多くのラブソングが関係性の進展を軸に展開するのに対し、本作はその手前にある状態を丁寧にすくい取っている。
劇的な展開を描く作品ではないが、聴き手の記憶や経験に重なる余地を残すことで、それぞれの解釈を引き出す構造となっている。過去の選択や関係性を想起させる内容は、経験を重ねた世代にとって現実感を伴って響く一方で、現在進行形で揺れる関係の中にいるリスナーにも届く楽曲と言える。
5月27日発売のオールタイム・ベストアルバムにも注目
2026年5月27日には、オールタイム・ベストアルバム『Soul Journey — 30th Anniversary』のリリースも予定されている。同作は全30曲を収録予定で、新曲「Unsaid」と、プロデューサーにT.Kura、ソングライター/ボーカリストにmichicoを迎えて制作され、2月に先行配信された新曲「GLAMOROUS (feat. michico)」などを収める。
過去の代表曲群から現在の制作姿勢を示す新曲までを網羅することで、単なるキャリアの集成にとどまらず、露崎春女の歩みと現在地を一望できる作品としても注目される。
■リリース記念イベント開催
デビュー30周年記念ベスト『Soul Journey — 30th Anniversary』のリリースを記念したイベントの開催も決定している。2026年5月8日、HMV&BOOKS SHIBUYAにてトーク&ミニライブを実施予定。あわせて、CD購入者を対象としたサイン会も行われる。作品の背景や制作にまつわるトークとともに、パフォーマンスを間近で体感できる機会となりそうだ。
■アルバムトレーラー公開中
また、ベストアルバムの収録楽曲の一部をダイジェストで試聴できるトレーラー動画も公開されている。収録曲の流れや作品全体の雰囲気をいち早く体感できる内容となっており、リリースに向けた期待を高める映像となっている。
露崎春女|30周年ベストアルバム「Soul Journey — 30th Anniversary」トレーラー
ギャラリーで他の写真を見る◾️露崎春女プロフィール
神奈川県出⾝のシンガーソングライター。11歳で第28回グラミー賞に触れて⾳楽家を志し、打楽器をはじめ様々な楽器を学びながら感性を磨く。16歳でゴスペル・ミュージカル『Mama I Want To Sing』と出会い、“魂の声”に貫かれる体験を経て、歌を⾃⾝の表現の核に据えた。1995年、メジャーデビュー。ブラック・ミュージックの素養に裏打ちされた伸びやかな歌唱で、⽇本のR&Bシーンの黎明期を牽引。4作⽬『Believe Yourself』はオリコン初登場10位を記録する。2001年、アーティスト名義を”Lyrico”として新たな活動をスタート。独特のオリエンタリズムにR&B⾊が加わったLyricoオリジナル・サウンドは多くの新しいファンを獲得。⾃⾝の⾳楽性をより叙情的で繊細な世界へと昇華させJ-POPシーンに新た地位を確⽴した。2008年にアーティスト名を露崎春⼥に戻し、以降、ボーカル多重録⾳によるアカペラ作品など多彩な作品を発表。現在までにシングル19枚、アルバム15枚をリリースしている。近年はSING LIKE TALKING、布袋寅泰、鈴⽊雅之らのツアーコーラスを務めるほか、ミュージカル「フランケンシュタイン」(エレン/エヴァ役)への出演、楽曲提供、トラックメイキング、コーラスアレンジなど活動の幅を広げている。

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