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萩原聖人が15年ぶり単独主演映画『月の犬』舞台挨拶に登壇!

ドラマ&映画

2026/4/21 12:25

フォトセッション

 “ジャパニーズ・ノワール”と呼ぶべき、「生きることへの絶望」を描く映画『月の犬』が4月24日(金)より公開されるのを前に、4月20日、シネマート新宿で完成披露舞台挨拶が開催された。

 反社会で生きてきたが、連れ添った妻の病気に気づかず亡くしたことを悔やみ、極道の世界を離れ、知らない街に流れ着く東島役の萩原聖人、東島が働くことになるバーの元締めの会長・南役の深水元基、東島を動かす少年・将吾役の渋谷そらじ、東島の元部下役のやべきょうすけ、本作監督・脚本・編集の横井健司が登壇した。

 冒頭横井監督が、「ようやく公開に辿り着けました。感無量です」と挨拶。

 萩原にとって単独主演作は15年ぶり。「嬉しいですけれど、監督と同じくらい大変なのが主演と相場が決まっていますから、主演は勘弁してくれというところもあります(笑)」と照れながら話し、会場を笑わせた。
「ATGとかノワールとか言われても、わからない人もたくさんいると思うのですが、見てもらって、世界観や匂いを(感じてもらえれば)。こういう主演ならやってみたいと思いました」と本作のオファーを受けた理由を話した。

 本作は説明を省いた余白のある作品。萩原は、「説明させられることが役者って多く、それとどう戦うかというのがいつもあるんですが、今回は何も説明しなくていい。それがどういう風に見えるかなというのは、怖くもありつつ、リアクションが楽しみです」と心境を吐露した。

 渋谷が演じた将吾は、ソフトクリームが好きという設定。渋谷は無邪気に「ソフトクリームよりかき氷の方が好き」と吐露し、会場を和ませた。

そらじの存在がめちゃくちゃ重要だった

萩原聖人

 萩原との共演について聞かれた渋谷が、「最初、衣装合わせで会った時に、萩原さんが、『お疲れ様でーす』って来て」とモノマネをすると、会場は大爆笑!渋谷は、「ちょっと怖い人かなって思ったけど、いろんなお話もしてくれたし、そらじが撮影現場でガチャガチャをやりたいって言ったら、2回もやらせてくれたし、優しかったです」とその時ゲットしたおもちゃを披露した。萩原は、「今回そらじの存在がめちゃくちゃ重要だった。だからと言って、(役柄的に)すごく仲良くコミュニケーションを取るというのも難しい距離感だったし、懐かれすぎてもいやだなと思いながら…ちょうどいい距離感だったと思います」と話した。

 やべは、本作の出演について、「萩原聖人先輩とは2度目の共演の今回までにプライベートでご一緒することもあったので、非常に嬉しくて。深水くんとも(『クローズZERO』シリーズなど)長いこと作品をご一緒させていただいているので、嬉しかったです」と話した。“プライベート”について突っ込まれると、「麻雀ですね」と暴露し、会場の笑いを誘った。「僕はそこまで怒られてはいないんですけど、凡ミスすると呆れ顔で、『やべくん』と一言だけいただきます」と萩原との関係性を説明した。萩原は、「ある研究所があって、(やべは)研究所員なんで。所長がいて、僕はその上の塾長で、トップ・オブ・トップで、彼は下の下です」と言って笑いを取ると、やべは、「役者でなければ台頭で話すことはできない、くらいの立ち位置の関係です」と話した。

 萩原は、やべとの共演シーンについて、「麻雀やっている時はうるさくてしょうがないけれど、役者・やべきょうすけの魅力が短いシーンでも存分に詰まっているシーンになっていると思いました」と評した。やべは、「現場の萩原さんの入り方で、役作りとか必要ないくらい、最初から空気感を作ってくださっていたので、非常にやりやすかったです」と感謝した。

 南役の深水は、「カメラワークとか演出とかカットとかで全部表現してくださるので、全部監督にお任せです、という感じでした」と撮影を振り返った。

 萩原と深水の再共演については萩原は、「ガッツリなんですけど、出番自体はそこまで被っていなくて。ラストに向かって、どういう風に会うかというのをそれぞれ考えながら(挑みました)」と話し、深水も、「それぞれの想いがあって、最後に向かっていくというところを見ていただければ」と話した。

深水元基

 監督は、ラストの萩原演じる東島と、深水演じる南の決闘シーンについて、「二人で闘い合うんですけれど、丸々2日かけて撮りました」と説明。萩原は「勘弁してよ、と。50過ぎてボロボロでした」と話すと、深水も「ヘロヘロで毎日帰りました」と話した。萩原が「監督の要求が『綺麗な立ち回りはやってほしくない』というのがあり、深水くんを信じるしかないというレベルでした」と話すと、深水も、「お互いにですけれど、信頼ないとできないアクションでした」と頷いた。監督は「この作品の中でのリアルさというところで、時間をかけました。その大変さは映像として出ていると思うので、期待してご覧ください」と観客に伝えた。萩原は、「リアリティを追求しちゃうと、何もできなくなってしまうところもあって、『この二人ならこういうことが起こってもおかしくないよね』というギリギリのところをディスカッションしながら作ったシーンです」と話し、深水は、「闘っている中にもストーリーがあるので、そこを見ていただければ」と呼びかけた。

 最後に横井監督は、「説明がないというか、多くを語らない映画なんですけれど、観てもらった時に、色々とみなさんの中で感じ取れるものがあると思うので、感じ取った上で楽しんでいただければと思います。もし観て、『これはどういうことなんだろう』ということがあれば、パンフレットに脚本も載っていますので、ぜひ読んで頂ければと思います」とメッセージを送った。

 萩原は、「僕が主演だからということでなくて、地味って悪いことじゃなくて、そういう作品の中にはそういう良さもたくさんつまっていると思います。間違いなくこの作品はいい作品になっていると思うので、そこを踏まえた上で、広めて行っていただければとありがたいなと思います」と呼びかけた。

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