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2日間で総勢13アーティストが集結!『CEREMONY』今年の公演が終幕
3時間前
Mrs. GREEN APPLEが主催する「Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』」が、2026年6月11日(木)、Kアリーナ横浜にてフィナーレを迎えた。総勢13アーティストが集結した2日間の祝祭は、会場を大きな熱気と歓声に包みながら幕を閉じた。
この日は、FRUITS ZIPPER、上白石萌音、マキシマム ザ ホルモン、ネクライトーキー、サカグチアミ、TWSらが出演。前日に続き、多彩なアーティストたちが集結し、音楽・ファッション・カルチャーが融合する『CEREMONY』ならではのステージを繰り広げた。
ラストには主催者であるMrs. GREEN APPLEが登場。圧巻のパフォーマンスで会場の熱気を最高潮へと導き、2日間にわたる『CEREMONY』を華やかに締めくくった。
2日目の開演前に実施された「GREEN CARPET」には、Mrs. GREEN APPLE をはじめ、FRUITS ZIPPER、上白石萌音、ネクライトーキー、サカグチアミ、TWS、そしてMCを務める中条あやみが参加した。「GREEN CARPET」は前日の紫の花や木々、白い蝶々といったファンタジックな雰囲気から一新。Mrs. GREEN APPLEのシンボルカラーである「グリーン」を基調としながら、金色の竹、提灯、そして日本スズランといった、特異な和の空間に作り込まれていた。
出演者たちはフォトセッションやメディア取材に応じて、それぞれがこの日のために用意した装いを披露するとともに、『CEREMONY』への思いを語った。新しいエンタテインメントショーに臨む意気込みからは、これまでにない緊張感と興奮が伝わってくる。Mrs. GREEN APPLEは「ヒーローズジャーニー(英雄の旅)」をファッションテーマに、1日目の「オズの魔法使い」とは趣を変えて、この日は「桃太郎」の世界観からインスピレーションを得た独創的な衣装で登場。大森元貴は改めて『CEREMONY』に対するビジョンを次のように話した。「普段、楽曲制作をしていると自分の中で目標だったりを強く掲げないと進めないときがあります。でも、この祭典は『音楽って本当に楽しいんだ』と感じられる──原点に戻れる場だと感じています。いい意味でこれが特別ではなくて、当たり前のように日本に根付いていくと嬉しいです」。
お互いの音楽やカルチャーを讃え合う、多彩なステージパフォーマンス
【写真】Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』2026年6月11日(木)
いよいよ開演のときを迎えた。この日もジャケットやドレスなど、思い思いの盛装に身を包んだオーディエンスで埋め尽くされるKアリーナ横浜。ステージ前方の円卓が並んだ“アーティストラウンジ”には、出演アーティストや各界のゲストが集結。そんな特別な空間にMrs. GREEN APPLEの3人が姿を見せた。オープニングスピーチで大森がマイクを握る。「残念ながら音楽は衣・食・住ではなくて、エンタメの一つの要素です。でも音楽はなくてはならない。音楽が自分にとって本当に必要であり、人生の彩りには欠かせない素晴らしいものだと思っております」。さらに言葉を重ねた。「表現者は孤独だと思うんです。だけど、どうか今日くらいは綺麗事でもいいので、ここで共にする全員とつながりを持つ。綺麗ごとでもいいから、そんなことも一生懸命に感じられる。そんな2日目にできると嬉しく思います。原動力が闘争心や競争心ではなく、互いのカルチャーに触れて、音を楽しむと書いて音楽だ、とここにいる皆様と一緒に、再提示したいと思うんですけどもいかがでしょうか?」。その呼びかけに客席だけでなく、ほかの出演者たちからも歓声が沸き起こり、『CEREMONY』の2日目が華々しく幕を開けた。
MCのサッシャと中条あやみが登場し、ライブパフォーマンスが始まっていく。
最初のプレゼンターとして呼び込まれたのは、藤澤涼架。「いつものライブと違う空気感で、ドキドキしますよね」と和やかな語りかけから、出演するアーティストごとに異なる空気感が生まれるこの『CEREMONY』を通して、藤澤自身も音楽が好きでよかったと幸せを噛み締めるという。期待が高まるステージに、1組目のアクトとして晴れやかな表情で現れたのは、上白石萌音だ。『CEREMONY』2日目の記念すべき1曲目は、映画『君の名は。』の主題歌として知られる「なんでもないや(movie ver.)」。一言一言のフレーズを噛み締めるように、情感たっぷりに歌い上げる。彼女の歌はKアリーナ横浜の空に燦然と輝く流れ星のようで、シネマティックに響いていた。「素敵な日です」と告げて「懐かしい未来」では伸びやかな歌声で、会場を優しく包み込んでいく。終盤で「歌おう」と声を飛ばし、観客とアーティストが声を合わせて、全員の想いを一つにつないだ。「最後は今日ここに連れてきてくれた曲を」と言って披露したのは「メメント・モリ」のカバー。これは大森が2021年2月にリリースしたソロデビューEP『French』の収録曲で、同年9月に絵本化されたのち、2024年に朗読劇公演に出演した際の楽曲だ。俳優としても活躍する彼女ならではの物語性豊かなステージを、観客や大森を含めてアーティストラウンジの出演者たちも笑顔で堪能して、晴れやかな絶景を生み出した。
続いてのプレゼンターはTWSのJIHOON。「私たちは同じ感情を分かち合い、同じ瞬間を共にすることができます。それこそが音楽が持ってる一番大きな力だと信じています」と、熱い思いを日本語でスピーチし、賛同の拍手が起きた。そして、ネクライトーキーがステージへ。彼らの音楽もまた、高揚感という名の求心力で観客との心の距離を縮める。駆け足でメンバーが位置につくや否や、もっさの歌声と疾走感あふれるバンドサウンドで「北上のススメ」から一気に会場の熱量を引き上げる。「今から大きな声出すので、よろしくお願いします」と絶叫のカウントダウンから、「オシャレ大作戦」で観客の手拍子も巻き込みながらフロアを揺らし、駆け抜けるようなライブを展開。ネクライトーキーとMrs. GREEN APPLEとの共演は、3年前の対バンイベント以来。もっさはミセスを含め、出演アーティストに目を向けて「根っこのものは同じものがあるはずだから、共鳴したい」と語り、新曲「余計なこと」を披露。ライブハウスさながらの熱気をKアリーナにもたらした。
次に登壇したプレゼンターは、オリンピック3連覇の記録を持つ、レスリング女子元日本代表の吉田沙保里。3歳から33歳で現役を引退するまで、レスリングと向き合ってきた吉田。「夢であったオリンピックで金メダルを取るまでには、たくさんの音楽に元気や勇気をもらいました。子供の頃は練習前の道場で、土日の遠征は父親が運転する車の中で、試合前には応援ソングに背中を押され、自分を奮い立たせていた」と話す様子からは、彼女の人生にとって、音楽がどれだけ重要なのかが伝わる。サカグチアミのバンド編成によるライブが始まった。2018年のメジャーデビュー曲「好-じょし-」で等身大の感情をまっすぐに届けると、TWSの6人が腕を挙げて笑みを浮かべる場面も。昨年末に、坂口有望から現在のカタカナ表記に改名するきっかけとなった楽曲「名前」では、観客一人ひとりに語りかけるような歌唱を披露。最後に弾き語りで歌ったのは、まだ音源化されていない貴重な「裸」。飾らない言葉と表現で観客の心を引き込み、多彩なラインナップのなかでも、ひときわパーソナルな世界観を描き出した。大きな会場でありながら、ステージとの距離を感じさせない、彼女にしか出せない親密な空気が広がっていた。
そして、上白石がプレゼンターとしてステージに戻ってくる。上白石はオープニングで大森が言った「綺麗事かもしれないけど」の発言を聞いて、ドラマ『銀河の一票』のセリフが頭に浮かんだという。「『それは綺麗事じゃないよ。綺麗なことだよ』というセリフです。こんなにも綺麗なことで満ち溢れた、そして綺麗なことを信じていたい・信じられると思える場所にいられて、今日本当に幸せです」と改めて充足した気持ちを伝えた。後半戦の幕開けを飾ったのは、FRUITS ZIPPERだ。「はちゃめちゃわちゃライフ!」からスタートすると、メンバーの弾けるような笑顔とポップなパフォーマンスで会場をカラフルに染め上げる。7人は第1回『CEREMONY』からこの場所に立つことが憧れだった、と喜びを伝える。新曲「ぱわーオブらぶ」から、代表曲「わたしの一番かわいいところ」ではアーティストラウンジに設置された特設ステージへ移動。サプライズで藤澤をステージに上げて、そのまま8人でのパフォーマンスへ。終始、幸福感あふれる空間を作り上げた。
『CEREMONY』にふさわしい、全身グリーンの着物姿でプレゼンターとして登場したのは落語家・立川志らく。志らくはミセスファンの娘とともに、スタジアムやドーム公演にも足を運んでいる。「彼らの音楽は昭和音楽の風が吹いてる。それが心地いい」とミセスの魅力を語りつつ、随所で笑いを散りばめながら軽妙なトークで会場を沸かせた。
強靭な歌と演奏で空気を一変させたのは、マキシマム ザ ホルモン。「シミ」でフロアの温度を瞬時に上げる。一音目から観客もアーティストラウンジの出演者たちも、全身でその音に酔いしれる。ナヲの「ボーダーレスを喰らう覚悟はできてますか!?」の呼びかけから放たれたのは、「maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~」。圧巻の轟音を響かせて、加速度的に場内のボルテージは上昇。ミセスの3人も思わず立ち上がり、拳を突き上げたり頭を振ったりと思い思いにライブを満喫していた。さらに関係者、セキュリティまで全員が参加した「恋のおまじない」を経て、ラストの「恋のメガラバ」まで全速力で駆け抜け、この日最大級の熱狂を生み出した。
続いてのプレゼンターは、元競泳選手でオリンピックメダリストの入江陵介。中学3年生までピアノを習っていた入江はその後、本格的に競泳の世界に足を踏み入れた。「結果が出なくて悔しかったり悲しかったり、しんどかったりするときは、背中を押してくれるような曲に支えられました。試合前のテンション上げたいときなど、本当にいろんな感情に寄り添い支えてくれて、音楽は僕にとって一番の味方です」。そんな入江の熱いスピーチを受けて、アクトとして登場したのは韓国発の6人組ボーイグループ・TWS。日本デビューシングル「はじめまして」でライブをスタートすると、瑞々しい歌声と親しみやすい空気感で観客の心を掴んでいった。『CEREMONY』の作り出す絶景を見て、「素敵な夜ですね」とメンバーは口を揃える。「You, You」では、観客や出演者に振り付けをレクチャーして一体感を創出。続く「OVERDRIVE」で躍動感あふれるステージを繰り広げ、大きな歓声を巻き起こした。アーティストラウンジからも温かな拍手が送られ、そのフレッシュな魅力は出演者たちをも引き込みながら、世代や国境を越えて音楽を讃える『CEREMONY』を体現していた。
数々の拍手喝采が響いた会場は、いよいよクライマックスを迎える。最後のプレゼンターは、今回初めて『CEREMONY』のMCを務めた中条。この場のために書いた手紙を読み上げる。「私にとって音楽とは“人生”という映画の壮大なオーケストラです。私事ですが、今年でこのお仕事を始めて 15年になりまして、30歳という一つの節目を迎えようとしています。これからやっとスタートに立つ、そんな気持ちがあります」。ボサボサの頭で『行ってらっしゃい』とお弁当を持たせてくれた母の顔。オーディションに行っても全部落ちて「いつか有名になってやるんや」と涙を流した帰り道。大切な兄弟や友人が結婚して、新しい人生を歩もうとしているときの笑顔。楽しかった日も、そうでない修行のように苦しかった、一瞬一瞬の大切な時間が当たり前ではないんだ、ってことに気づき、今やっと大切にその瞬間をかみしめて生きているからだと思います。今日ここにいる皆さんが過ごしてきた時間の長さは、それぞれ違うと思います。でも、きっと一人ひとりの『CEREMONY』はいつも音楽があり、これからもいろんな音楽が人生と共に彩られる。そんな最高のオーケストラに、私は今日もこの瞬間に出会いました」と2日間を通して感じた想いを口にする。感動的な手紙を読み上げ、ライブのトリを飾るのはもちろんMrs. GREEN APPLEだ。「CEREMONY!」という大森元貴の力強い呼びかけとともに、ライブがスタート。「ANTENNA」ではいきなり会場中に大きな手拍子が広がり、Kアリーナ横浜を祝祭のムードへと変えていく。続く「クスシキ」は壮大なサウンドとスケール感あふれるステージで観客を引き込み、ラストは全体でコール。ここで大森はアコギを手にして、「風と町」を届けると、温かな歌声と演奏が会場を優しく包み込んだ。ここで儚くもウェットなピアノの旋律から放たれた「天国」では、神秘的なステージの演出とエモーショナルなボーカルが響き合い、観客を楽曲の世界へと深く誘う。彼らの圧倒的なパフォーマンスに観客や出演者も思わず息を呑み、会場は特別な余韻に包まれた。ラストを飾ったのは「GOOD DAY」だ。「まだまだ声出せるでしょ?」と声を飛ばすと、フロアは大勢の腕が上がった。晴れやかなサウンドに自然と会場中の歓声が重なる。2026年の『CEREMONY』を締めくくるにふさわしい美しいフィナーレとなった。
Mrs. GREEN APPLEがステージを後にすると、スクリーンには1日の模様を振り返るダイジェスト映像が映し出された。そこには、出演者も観客も笑顔で過ごす光景──音楽を通じて人々がつながる、『CEREMONY』らしい数々のシーンが収められていた。今回の『CEREMONY』は、前日と同じく各界からさまざまな分野で活躍するゲストが多数来場した。ダンサーネーム「Shigekix」として世界中で活躍する、半井重幸。2024年のパリ五輪柔道女子78キロ級5位、混合団体銀メダルに輝いた高山莉加。マイケル・ジャクソンの振付・演出を手掛けたトラヴィス・ペインなど、ジャンルや国籍を超えた豪華な面々。それぞれが音楽への熱い思いを伝えた。
その後、再びMrs. GREEN APPLEの3人がステージに登場。「第3回『CEREMONY』はいかがでしたか?僕は超楽しかったです。フェスでも対バンイベントでもなく、授賞式でもない。そんな場所を体現できている気がして感無量です」と大森が万感の思いを口にすると、場内からは惜しみない拍手が送られた。続けて「冒頭にも言いましたけども、創作とかクリエイティブとか表現者って、僕は本当に孤独だと思ってます。自分のことをどれだけ疑って、どれだけ信じて、チームのことをどれだけ信頼して──疑って頼って、愛を込めて……それを繰り返すことはとても刺激的で、すごく心強いですが、胸がキュッとなる日もあって。そういうのをまた表現にぶつけてるわけです、僕は。それを原動力にしてきたんですけども、『ああ楽しいな』とか『なんか素敵だな』とか。理屈とか斜に構えるとかではなくて、やっぱり最高だな音楽って。それを心の底から感じることができる、そんな『CEREMONY』を3回目にして、ここにいるすべての人の愛情でこれだけ包み込まれた」。これは決して当たり前じゃないと、さらに熱い感情をあらわにした。「賞、チャート、ランキングとかいろんな指標があって、それらが僕らを突き動かすパワーにもなる。でも、そういう勝ち負けや優劣だけじゃなくて。表現、音楽、アーティスト、お客さん、この空間やライブ、自己表現ってこんなに素晴らしいものなんだと思って。勝ち負けを決められるよりもすごく嬉しくて悔しさを覚えた、そんな『CEREMONY』になりました」と感動を語った。その言葉どおり、2日間にわたる『CEREMONY』では、ステージの上だけでなくアーティストラウンジでも数々の交流が生まれていた。出演者たちは互いのパフォーマンスに拍手を送り、ときに体を揺らし、ときに笑顔を交わしながら、それぞれの音を楽しむ──この2日間で見られたのは、そんな美しい連鎖だった。来年はどんな光景が生まれるのか、2027年の『CEREMONY』に期待で胸が膨らむばかりだ。

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