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伊集院光、現代の流行語に持論「流行り出して流行り切って廃れるまでのスピードが…」
8時間前
お笑い芸人の伊集院光が、6日放送のTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』(月曜25時)に出演。現代のコンテンツ消費のスピードと流行語・ネットミームの“腐敗していく速度”について持論を展開した。
「『ドパガキ』っていう言葉を初めて知ったの」
番組で伊集院は、最近知ったという「ドパガキ」という言葉をきっかけに、世代間の感覚の違いを実感したと明かした。「先週1週間、特に強く考えてたんだけど、色んなことのスピード感が変わってるから」と切り出し、「『ドパガキ』っていう言葉を初めて知ったの」と語ると、周囲の若手はすでに知っていたことに驚いたという。
この言葉について伊集院は、ショート動画などを幼少期から見続けてきた世代が、短時間で強い刺激を得ることに慣れている状態を指すものとして理解を示した。「面白い、楽しい、怖いってやってきた世代の子供たちが…ドーパミンとスピード感の中毒だったりとか、それを求め続けるみたいな話」と説明し、現代のコンテンツ環境が生み出す特有の感覚に言及した。
一方で、自身の若い頃を振り返り、「面白いことねぇかなぁ」と常に刺激を求めていた点では本質的に変わらないとも指摘する。当時は週刊少年チャンピオンを発売日前に入手するため、自転車で40分かけて店を訪れていたエピソードも披露。「『チャンピオンある?』って言うと、ババアが出してくるみたいな(笑)。『誰にも言いなさんなよ』みたいな感じで」と語り、時代は違えど“早く楽しみたい”という欲求は共通しているとした。
「オジサンはもう全然ついていけない」
持論はやがて、流行語やネットミームの寿命へ。伊集院は「流行語のその、腐敗してくスピードの異様な早さ」に強い違和感を抱いていると明かした。かつては半年から1年ほどかけて浸透し、流行語大賞にノミネートされる頃には“やや古い”という空気が生まれていたと振り返る。
しかし現在は、ネットミームの拡散と消費の速度が格段に上がり、「流行り出して、流行り切って廃れるまでのスピードがすごい早い」と指摘。その結果、「オジサンはもう全然ついていけない」と率直な感想を述べた。
さらに興味深いのは、流行が過ぎ去った後の“再評価”のタイミングすら早まっている点だ。伊集院は、古い流行語を使う親世代の例として「あたり前田のクラッカー」を挙げ、「それ何年前の流行語なのか分かんないのを使ってる親父は、ちょっと面白い」と説明。かつては長い年月を経て訪れていた“熟成された面白さ”が、現代では短期間で訪れるようになっていると分析した。
具体例として、ひと昔前に流行った「えっほ、えっほ」を挙げ、「俺が、『Netflixのガス人間見たって伝えなきゃ』なんつって言ってた時の、このヤバいぐらいの面白さってあるじゃん」と語るなど、ミームの“再浮上”の滑稽さにも触れた。
その現象をワインに例え、「ボージョレのつもりで買ったんだけど、もう飲み頃がすごいスピードでダメになってくから。それで、もう駄目になった時に、『今年のボージョレ、酢としていい』っていうね(笑)」と独特の比喩で表現。流行のサイクルが極端に短縮された現代の特徴を印象づけた。
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