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梶裕貴ら『サイボーグ009 ネメシス』先行上映会に登壇 “9対9”の新たな戦いをアピール

声優 アニメ

2026/7/20 12:29

©石森プロ

 新作アニメ『サイボーグ009 ネメシス』の舞台あいさつ付き先行上映会が7月18日、東京・新宿バルト9で開催され、島村ジョー役の梶裕貴、グラビトン役の中村悠一、フランソワーズ・アルヌール役の早見沙織、オープニング主題歌「誰がために」を担当する杏子が登壇した。

 石ノ森章太郎の代表作『サイボーグ009』シリーズ最新作となる本作では、「009たちでは世界を安寧に導くことはできない」と考える新たなサイボーグ集団「ネメシス」が登場。グラビトン率いる9人と、ゼロゼロナンバーサイボーグ9人による“9対9”の戦いが描かれる。

長年愛される『サイボーグ009』への思い

 イベントでは、登壇者それぞれが『サイボーグ009』との出会いを振り返った。

 梶は「物心がついた頃には自然と作品が自分の中にあった」と語り、本格的に原作や過去作に触れたことで、そのテーマ性に改めて感銘を受けたという。

「1960年代に描かれた作品なのに、現代社会とリンクする部分が非常に多い。国籍や性別、年齢を超えたキャラクターたちが力を合わせて平和のために戦う姿は、今の時代にも通じるものがある」と作品の普遍性を語った。

 中村も「いつ知ったのか思い出せないほど幼い頃から身近な作品だった」と明かし、「数多くの作品に影響を与えた作品であり、答えの出ないテーマに挑み続けてきたことを改めて実感した」と話した。

 早見は「子どもの頃は“悪を倒すヒーロー”という印象だったが、実際はそれぞれが悲しみや苦しみ、異なる正義を抱えている作品だと改めて感じた」と作品への印象の変化を明かした。

キャラクターに込めた思い

 自身が演じる島村ジョーについて梶は、自身のルーツや存在意義に葛藤を抱える人物であることを踏まえ、「ただ熱血な主人公ではなく、苦しみや悲しみ、弱さを抱えた繊細な心を意識して演じた」と説明。「弱さがあるからこそ正義が成り立っている人物」と語った。

 一方、本作から登場する新キャラクター・グラビトンを演じる中村は、「彼にも彼なりの正義がある。極端な方法を取る人物だが、その気持ちが分からなくもない難しい立場のキャラクター」と分析し、ジョーとの思想のぶつかり合いを意識して演じたという。

 早見はフランソワーズについて、「激しい対立の中でも相手の立場を理解しようとする優しさや気高さを改めて感じた」と振り返った。

特殊能力トークで会場は笑顔

 イベント中盤には、「一つだけ特殊能力を持てるなら」という質問も。

 梶は007の変身能力を挙げ、「中村さんの声になってみたい」と明かし、会場を笑わせた。

 さらに特殊能力の使い道を巡るトークでは、中村が「深海に行ける能力」を提案すると、早見は「『昨日、深海に行ってきてさ』って深海マウントを取るかもしれない」と応じ、息の合った掛け合いで会場を盛り上げた。

杏子「私でいいのかと思った」

 イベントには、オープニング主題歌「誰がために」を担当する杏子も登壇。同曲は1979年放送のテレビアニメ第2作で成田賢が歌った名曲のカバーとなる。

 杏子はオファーを受けた当時を振り返り、「『私でいいのか』と思った。子どもの頃から見ていた作品だったので、とても緊張した」と告白。「作品を後押しできる歌にしたいという思いでレコーディングに臨んだ」と語った。

 梶は「令和に新しく生まれ変わった『誰がために』だと感じた」と絶賛。早見は「歌声を聴いた瞬間に鳥肌が立ち、思わず巻き戻して何度も聴いた」と興奮気味に話し、中村も「力強さだけでなく悲しみも感じさせる歌声が作品にぴったり」と称賛した。

 また、エンディング主題歌「クライマル」を担当するスキマスイッチからはコメント映像も上映され、009とネメシスによる頭脳戦や個性豊かなキャラクターたちの活躍に注目してほしいとメッセージが寄せられた。

 最後に梶は、「シリーズの魅力を受け継ぎながら、初めて作品に触れる方にも楽しんでもらえる入口になっている作品です。009たちとネメシスによる9対9の戦い、そして杏子さんの主題歌とともに楽しんでいただければ」と作品をアピールし、イベントを締めくくった。

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