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ジュディ・オング、47年ぶり台湾映画出演「親の愛は無限。でも時間は有限」
1時間前
歌手で俳優のジュディ・オングが11月3日、東京・丸の内ピカデリーで開催された映画『陽だまりの歌が聴こえる』の舞台挨拶に登壇した。第39回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に出品された本作について、47年ぶりとなる台湾映画出演への思いや、亡き母との思い出を語った。
舞台挨拶には、共演のホー・マンシー、ギャビン・リン監督、脚本家のヘンリー・ルーも登壇。台湾で口コミを中心に支持を集めた本作の制作秘話や、日本の観客へのメッセージを届けた。
ジュディ・オング、亡き母への思いを告白

ジュディは「47年ぶりに台湾映画に出演しました。まさかこんな素晴らしい結果をもたらしてくれるとは思っていませんでした」と喜びを語った。
久しぶりの映画撮影について「映画を撮ることを半分忘れていた」と振り返りながら、脚本との出会いを通じて、人生で大切なことに改めて気付かされたという。
「私たちは時間にずっと追われていて、何か忘れ物があったんですね。それは、お父さん、お母さん、親に“ありがとう”と言うこと。親の愛は無限。でも彼らの時間は有限なんです」と語った。
さらに、昨年11月に母を亡くしたことにも触れ、「この映画を撮ったおかげで、母のベッドの横で母のために思いっきりコンサートをすることができました。それが後悔をしないための大きな助けになりました」と告白。
「皆さんの親の時間も有限です。今日という時間をどう過ごすのか、この映画を観たあとにぜひ感じてください」と観客に呼びかけた。
初共演のホー・マンシーを絶賛「演技が本物でした」
本作が映画デビュー作となるホー・マンシーは、「いきなりジュディさんと共演することができて大変光栄に思います」と感激した様子を見せた。
撮影を通じて「ジュディさんから、人間の優しさ、愛、そして努力することの大切さなど、本当にたくさんのことを学びました」と振り返り、前向きに生きる姿勢についても刺激を受けたと語った。
一方、ジュディもホー・マンシーについて「吸収する力がすごく強くて、演技が本物でした」と絶賛。撮影中には監督に「将来性があると思う」と伝えていたことを明かした。
若い共演者たちとの出会いを「大きな財産」と表現し、「新しい若い友情を持って、一緒に心も若返って、この映画を作らせていただきました」と笑顔を見せた。
監督が明かす日本の観客への贈り物
ギャビン・リン監督は、本作のテーマについて「愛です」と説明。「この映画を観て幸せを感じたり、愛を感じたり、悲しさを忘れて前向きに生きていく力をもらってほしい」と思いを語った。
また、日本の観客への特別な贈り物として、劇中に日本の名曲「浜辺の歌」のメロディーを取り入れたことを紹介。監督自身が中国語の歌詞を書き、ジュディと日本の観客へのプレゼントとして作品に織り込んだという。
さらに、ジュディの仕事への姿勢についても言及。歌やダンスだけでなく、劇中で指揮者を演じるために指揮の動きまで徹底して練習したと明かし、「本当にプロフェッショナル。このような方と一緒に仕事ができたことは、私にとってDream come true」と称賛した。
脚本家のヘンリー・ルーは、作品に流れる希望の象徴として「太陽の光」を挙げ、「太陽の光というのは、ある意味では平等なもの。全員が太陽の光を浴びることができます」とコメント。観客に向けて、前向きに生きる力を感じてほしいと語った。
ホー・マンシーがAKB48の楽曲でダンス披露
舞台挨拶では、ホー・マンシーによるダンスパフォーマンスも行われた。
前日の食事の席で急遽決まった企画だったといい、日本の観客にも親しみがあり、自身の若々しさを表現できる楽曲として、AKB48の「大声ダイヤモンド」を選曲。軽快なダンスを披露し、会場を盛り上げた。
ジュディ・オング「一番大切なのは、明日を信じていくこと」
舞台挨拶の最後、ジュディは作品のもう一つのテーマである「時間」について語った。
「人生って時間ですよね。それをどういうふうに過ごすかは、我々一人ひとりが決めること。有意義に過ごすのも、悲しく過ごすのも、希望を持って過ごすのも、一人ひとりが決めることなんです」とコメント。
さらに、劇中の女性たちがさまざまな出来事を経験しながら、再び前を向いていく姿に触れ、「人間はこの時間の中で生きている。それは川のように流れ、風のように過ぎていく。その中で、辛い時でも笑顔を忘れないこと。“さよなら”“ありがとう”を言うこと。そして一番大切なのは、明日を信じていくこと」とメッセージを送った。
愛する人と過ごす時間の尊さや、未来を信じて生きることの大切さを自身の経験と重ね合わせて語ったジュディ。会場から大きな拍手が送られるなか、舞台挨拶は幕を閉じた。

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